パフォーマンスの最適化のためのTDPセルのチューニング - Teradata Director Program

Teradata® TDPリファレンス

Product
Teradata Director Program
Release Number
17.10
Published
2021年6月
Language
日本語
Last Update
2021-09-23
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B035-2416
Product Category
Teradata Tools and Utilities

次の表にあるヒントを参考にして、最適な性能が確実に得られるようにTDPセルを調整します。

質問 答え
セルが不足したときに、正規のセルとPCセルのどちらを追加すべきかをどのように判断するか? 通常のセル プールが使い果たされると、TDP0021メッセージが発行される。XMSセル プールが使い果たされると、TDP0201メッセージまたはTDP0202メッセージのいずれかが発行される。

DISPLAY CELLSコマンドに対する応答でも、セルが使い果たされていることがわかる。通常のセル プールの場合、TDP0528メッセージは使用できるセルがなかった回数を示す。XMSセル プールの場合、TDP1520メッセージとTDP1521メッセージは使用できるセルがないことを示す。

ADD CELLSコマンドをいつ使用できるか? ADD CELLSコマンドは次の状況で使用できる。
  • TDPの稼働中
  • TDPPARMデータ セット パラメータとして

12,272バイトのセルを追加する場合は、ADD CELLSをTDPPARMデータ セット パラメータとして使用してはいけない。その代わりに、INITIAL IOBUFSを使用する。

いつセルを減らせるか? セルを減らすことはできない。
TDPの始動時には必ず、セル割り振りがTDPデフォルトに戻される。ただし、それはTDPPARMデータ セット パラメータに次のいずれも含まれていない場合に限る。
  • ADD CELL
  • ADD XMSCELL
  • INITIAL IOBUFS
どのようにして入出力バッファの数を変更するか? INITIAL IOBUFSコマンドを使って、入出力データ バッファの数を指定する。
STARTコマンドでCCUオペランドを必要とするCP、およびすべてのNPには、IOBUFSは使用されない。これらのCPおよびNPは入出力バッファを自動的に管理する。
入出力に使うセルのデフォルト数は? CPあたり6。

これは、480バイト セルにも12,272バイト セルにもあてはまる。

より負荷の高いNPまたはCPには、さらに多くのセルを割り振る必要がある。

これを行なうには、ADD CELLS(TDPの稼動中)またはINITIAL IOBUFS(TDPPARMデータ セット内で)のどちらかを使う。

STARTコマンドでCCUオペランドを必要とするCPには、IOBUFSセル(12,292バイト セル)は使用されない。デフォルトのセル サイズを採用する場合は、そのようなCPを取り除くこと。
最も重要なセル サイズとその使用目的は? 一般的なセル サイズは4つある。I/Oには、480バイトと12,272バイトのサイズ(I/OバッファまたはIOBUFSとも呼ばれる)が両方必要。

一般的な使用法については、次の表を参照。

セル サイズ(バイト単位) 利用状況
240 セッションあたり1セル必要。

インターフェース プロセッサあたり1セル必要。

992 要求および応答バッファ。
480 チャネルを介して、クライアントとデータベースとの間で、要求と応答をやり取りする。
12,272 STARTコマンドでCCUオペランドを使用せずに始動されたCPの場合は、チャネルを介して、クライアントとデータベースとの間で、要求と応答をやり取りする。