MONOCASE宣言は、オプションとして小文字と大文字の両方を含む文字を定義します。この情報が指定されない場合、MONOCASEは実行されません。
構文
使用方法に関する注意
実際のMONOCASE情報は、MONOCASE宣言の直後のステートメントに含まれています。このような各ステートメントの構文は、次のようになります。
target_codepoint1<-target_codepoint2>: data_codepoint ...
構文規則:
- target_codepoint1
- この文で定義される最初の文字を指定する。
- target_codepoint2
- オプションとして、この文で定義される最後の文字を指定する。
- data_codepoint
- 関連付けられたtarget_codepoint文字の大文字を定義する。
codepointは、文字の16進数表現です。codepointを指定するために必要な文字数は、文字セットのエンコーディング スキーマによって変わります。現在のTDPサポートでは、UTF16エンコーディングを除いて長さは常に2です。UTF16エンコーディングの長さは4です。
2番目のターゲット コードポイントを指定した場合、2つのターゲット コードポイント間の範囲で、各文字に1つのデータ コードポイントが必要になります。2番目のターゲット コードポイントを省略した場合、任意の数のデータ コードポイントを指定できます。各データ コードポイントは、前のデータ コードポイントより1つ大きなコードポイントに関連付けられます。
コロンを含むMONOCASE宣言後のすべてのステートメントは、MONOCASE宣言に関連付けられます。コロンがない場合は、そのステートメントが新しい宣言で、MONOCASE宣言が終了することを示します。
指定する必要があるコードポイントは、対応する大文字が存在するコードポイントだけである。
MONOCASE宣言は、文字セットごとに1回だけ宣言できる。
異なる文の間でのデータ コードポイントの順序は、重要ではない。
(MONOCASE宣言、またはMONOCASEおよびUNICODE宣言のいずれかによって)同じ文字が文字セットに対して複数定義されている場合は、最後の値が使用される。
MONOCASEの前にCHARSET宣言がない場合、文字セットの説明は、実際上オペランドがないものとしてCHARSET宣言を暗黙的に開始する。
例: MONOCASE
IBM CCSID 933の1バイト コンポーネントであるIBM Code Page 833のMONOCASE情報を定義する。
MONOCASE 81-89: C1 C2 C3 C4 C5 C6 C7 C8 C9 91-99: D1 D2 D3 D4 D5 D6 D7 D8 D9 A2-A9: E2 E3 E4 E5 E6 E7 E8 E9