数多くの類似するセッションがログオンし、クイック アクティビティを実行してログオフする場合、セッションの確立にかかる時間はアクティビティの実行にかかる時間よりも長くなる可能性があります。この場合、セッション プールを確立できます。プール セッションに1回ログオンし、後続のログオンでこれを再使用することにより、後続ログオンのオーバーヘッドを削減できます。セッション プールの確立には、TDP START POOLコマンドを使用します。診断の状態で、TDP ENABLE POOL STATUSコマンドを使用してプール セッションを割り当てるまたは解放するたびにメッセージを要求できます。セッション プール アクティビティの速度が速い場合、システム コンソールの処理に悪影響を与える可能性があるため、通常の操作中にこの要求を行なうことは推奨しません。TDP DISABLE POOL STATUSコマンドにより、ENABLEコマンドが無効になります。POOL STATUSが有効な場合、プール セッションが割り当てられたときにTDP0802メッセージが表示され、プール セッションが解放されたときにTDP0803メッセージが表示されます。時には、セッション プール セッションが割り当てられない理由がわからないことがあります。このため、このような診断の状態では、TDP ENABLE POOL DETAILコマンドを使用して、ログオンでプール セッションの使用が認められなかった理由が記載されるTDP3100からTDP3105までのメッセージ、またはプール セッションが割り当てられなかった理由が記載されるTDP3120からTDP3127までのメッセージを生成できます。