TDPUSECは次の3種類の呼出しを処理します。
- 初期設定
- 2: セキュリティ違反
- Terminate(終了)
この出口は、TDP ENABLE USECコマンドを実行するとTDPPARMのTDP起動の一環として、またはその後の任意の時点で有効にできます。TDP DISABLE USECコマンドを使用すると、出口は任意の時点で無効にできます。
TDPUSECモジュールを置換した場合は、まずTDP DISABLE USECコマンドで古いバージョンを無効化してからTDP ENABLE USECコマンドで新規バージョンを有効化すれば新規バージョンを使用できます。この2つのコマンドの間ではTDPUSECは使用されていません。
ENABLE USECコマンドを実行すると出口が初期設定されます。初期設定時にTDPUSECは作業域の取得やファイルのオープンなどを行ないます。
TDPUSECでセキュリティ違反呼出しが受け取られると、次のいずれかの処置が取られます。
- 次のことを示す戻りコードを設定する。
- エラー メッセージがクライアント オペレータに対して発行され、同時にシステム ログに書き込まれる。
- セキュリティ違反SMF/SMSレコードが書き込まれる(z/OSのみ)。
- TDPUSECを呼び出したTDPに制御権を戻す。
TDPUSECで終了呼び出しが処理されるのは、TDPが使用不能な場合か、またはDISABLE USECコマンドの実行時です。出口でこの呼び出しが受け取られると、ファイルがすべてクローズされ、資源がすべてクリーンアップされます。
TDPUSECルーチンのコーディング例については、TDPに付属のサンプルTDPUSECを参照してください。
パラメータ リストはTDPUSPRMマクロによって記述されます。このマクロは製品に付属しています。