目的
いくつかの確立済みのセッション プールに関する情報と統計をリストする。
構文
略語DIとDISは古い表記である。
構文規則:
- poolid
- 情報を表示するプールのID
- ALL
- すべてのプールに関する情報を表示するよう要求する要素
使用方法に関する注意
START POOL処理時にエラーが起きた(プール セッションの追加作成により、データベースか導入システムで定義されている最大セッション能力(maximum session capacity: MAXSESS)を超えたという理由で)場合、DISPLAY POOLコマンドを使用して、エラーのために処理が止まる前にプールに正常に追加されたセッションの数を判別できます。その後、セッション要求が減少したら、MODIFY SESSIONSコマンドを使用して、希望する数だけプールのセッションを取得できます。
例: DISPLAY POOL
D POOL ID ACTR04 D POOL ALL
完了メッセージ
次のように、DISPLAY POOLコマンドに対する完了メッセージは、先頭がヘッダー行、その次がプール当たり1行の統計行という構成になる。
TDP0869 ID REQD AVAL ALC BUSY LOGS ERR E/D TDP0870 FTXCLUP 0001 0001 000 0000 0000001 011 (E)
構文規則:
列見出し | 含まれる情報 |
---|---|
ID | 統計を表示するプールの固有な識別子 |
REQD | START POOLまたはMODIFY POOLコマンドで指定されたプール中の、要求されたセッションの数 |
AVAL | プール中のセッションのうち、現在未使用で、アプリケーションのログオン要求に応じて使用できる数 |
ALC | 現在アプリケーションで使用中のプール セッションの数 |
BUSY | データベースに対するログオン処理中のプール セッションの数 |
LOGS | プール セッション中ですでに要求を満たしたアプリケーション ログオン要求の数 |
ERR | 使用可能なプール セッションの不足により拒絶されたアプリケーション ログオン要求の数 |
E/D | プールに対するログオンが使用可能(E)か使用不能(D)のどちらかを示す |