目的
TDPの内部診断用トラップを有効化します。トラップの条件が生じると、トラップによってTDPは指定された動作を実行します。
構文
構文規則:
次の属性の説明では、小文字は任意選択文字を表わします。
- BADcp
- 無効なCPデバイスをトラップする。
- BADNptu
- 無効なカプセル化ヘッダーを含むNP送信単位をトラップする。
- CHECKSUM
- NPまたはCCUタイプのCPに対するチェックサムの有効化の失敗をトラップする。
- CLIENTEv
- クライアント カプセル化違反をトラップする。
- CLIentvp
- クライアント プロトコル違反をトラップする。
- FAUltrsp
- 不完全な応答をトラップする。不完全な応答とは、応答が正確にパーセルで満たされていないもののこと。
- IMPrstrt
- 暗黙的CP再始動の検出をトラップする。暗黙的CP再始動は、TDPがCPからCPの再始動について直接通知を受けず、データベースによって後に返されたエラーで再始動を検出した場合に発生する。
- MATchrsp
- 指定した警告、エラー、または失敗コードを含む、データベースからの応答をトラップする。
- MISrtrsp
- 誤ってルーティングされた応答をトラップする。誤ってルーティングされた応答とは、要求を送信したCPまたはNP以外のCPまたはNPで受信されたデータベースからの応答のこと。
- NORead
- CPがDatabaseとの通信切断から回復した場合に、予期しない読み取り不足の検出をトラップする。
- PERmio
- CPの永続的な入出力エラーをトラップする。
- SERVEREv
- データベース カプセル化違反をトラップする。
- SERverpv
- データベース プロトコル違反をトラップする。
- UNSolrsp
- 任意応答の検出をトラップする。任意応答は、TDPが送信した要求とは関連のない応答をデータベースから受け取ったときに発生する。
任意選択のパラメータ
- NAMe
- トラップに関連付ける名前を指定する。省略すると、TDPがデフォルト名を決める。
- name
- トラップ名;1から8文字まで。
- ABEnd
- トラップの条件が生じた場合にTDPを終了する。これがデフォルトである。
- SNAp
- トラップの条件が生じた場合にTDPSNAPへのイベントを記録する。
- CODe
- MATCHRSPのトラップの場合、データベースの警告、エラーまたは失敗コードを表示する。
- codevalue
- データベースの警告、エラー、または失敗コードの数値(0~65535)。0は有効なコードではないが、エラーまたは失敗コード0をトラップすることができる。SuccessおよびOKパーセルの場合、警告コード0は警告コードがないことを示すため、値に0を指定すると、警告をトラップしなくなる。StatementStatusパーセルでは警告コード0のトラップが機能する。
使用方法に関する注意
トラップはDISABLE TRAPコマンドで削除できる。
ACTIONオペランドをサポートしないイベント タイプについて、またはACTIONオペランドが指定されていない場合はABENDが実行される。
このコマンドは、Teradataカスタマー サポート担当者の指示を受けて使用するよう意図されている。
例: ENABLE TRAP PERMIO
ENABLE TRAP PERMIO
完了メッセージ
TDP0401 TRAP TRAP0001 HAS BEEN ENABLED