要求と応答の処理 - Teradata Director Program

Teradata® TDPリファレンス

Product
Teradata Director Program
Release Number
17.10
Published
2021年6月
Language
日本語
Last Update
2021-09-23
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B035-2416
Product Category
Teradata Tools and Utilities

アプリケーションからの要求を受信するためには、その要求をアプリケーションからTDPにコピーする必要があるため、データベースに送信されるまでTDP仮想記憶が必要になります。データベースから要求の応答を受信するためには、アプリケーションに戻されるまで、その応答をI/OバッファからTDP仮想記憶にコピーする必要があります。各要求と応答は、TDP内の作業を表わす部分、TDP内の要求を表わす部分、実際の要求または応答データを表わす部分の3つの部分から構成されています。各要求または応答は、データのサイズにより、最初の2つの部分のそれぞれに関して1つの記憶領域、および3つ目の部分に関して1つ以上の記憶領域から構成されます。

これらすべての領域は、TDP記憶セルから割り当てられます。さまざまな使用状況に対応するため、さまざまなサイズのセルが割り当てられます。最初の部分には256バイトのセルが1つ、2つ目の部分には416バイトのセルが1つ、3つ目の部分には992バイトのセルが1つ以上必要になります。

サイズはTDPによって決定され、変更できませんが、各サイズのセル数はTDPで必要となる作業と使用する仮想記憶の量のバランスがとれるように顧客が管理します。セルが不足している場合、その処理は必要なセルが他のプロセスで解放されるまで待機します。他の作業がほとんどない場合、または構成済みのセルが十分にない場合には、その処理は完了しません。

TDP ADD CELLSコマンドは特定のサイズのセルを追加する場合に使用します。TDP DISPLAY CELLSコマンドは、セルのステータスを取得する場合に使用します。いったん追加したセルは、TDPを再始動しない限り削除できません。