z/OS環境では、EXCPまたはEXCPVRの代わりにIOSDRIVRオプションを使用できます。IOSDRIVRオプションは、STARTIOマクロ インターフェースから直接IOSを呼び出して、代わりに入出力を行なうことを要求するようz/OS TDPに指示します。TDPがEXCPまたはEXCPVRではなくIOSドライバ ルーチン(TDPIODVR)を呼び出すようにするには、TDPPARMデータ セットにTDP INITIALコマンドを組み込みます。
INITIAL IOMODE IOSDRIVR
負荷の高いTDPの場合、IOSDRIVRオプションでEXCPまたはEXCPVRと比較してCPUの使用率を削減できます。また、TDP I/O待ち行列長が一貫して0より長い場合、割り込み禁止終了(DIE)が次のI/O要求を取り出して、それをIOSにサブミットするのでI/Oパス長を短くすることができます。I/Oが正常に終了した場合は常に、ステータスの事後処理(バックエンドIOS)も回避されます。
TDPアドレス空間はスワップせず、I/O関連の制御ブロックは固定記憶域にあるため、データベース関連のI/Oは、どのようなアドレス空間からも再処理されます。つまり、直前のI/Oに対してI/O割り込みが発生した場合には、必ずこの操作が発生します。このようにして割り込みと後続の新規I/Oの再処理を操作することにより、アドレス空間のスワッピングを回避しています。