地理空間データを操作する場合、指定した2Dまたは3Dシェープを含む最小の四角形またはボックス シェープを見つけると便利です。Teradata Databaseには、これらの「最小外接」シェープを特定できるメソッドおよびタイプが含まれます。
ST_GeometryのST_MBR()メソッドとMBB()メソッドはそれぞれ、これらの最小外接矩形およびボックス シェープを定義するMBRとMBBの型を返します。これらは、SQL/MM Spatial標準に対するTeradata拡張です。
例: 幾何学的図形の最小外接ボックスの検出
次のテーブル定義について考察してみます。
CREATE TABLE sample_MBRs (skey INTEGER, shape_mbr MBR);
次のSQLは、ST_GeometryオブジェクトのST_MBRメソッドを使用してsample_shapesテーブルのshape列の各ジオメトリのMBRを取得します。
INSERT INTO sample_MBRs SELECT skey, shape.ST_MBR() FROM sample_shapes;