プライマリ システム ユーザーであるDBCは、すべてのユーザー、データベース、およびデータベース内のその他のオブジェクトの所有者または親です。DBCユーザーには、データベースを操作するためのすべての権限がデフォルトで付与されています。下位レベルのユーザーにアクセスの権限を付与することもできます。
初期状態のDBCユーザーには、以下の内容が格納されています。
- SQL Engineで管理される使用可能なすべてのディスク領域
- データ ディクショナリ システム テーブル
- 基本的なシステム テーブルからデータを取り出せるシステム ビュー
DBCユーザーが主に担っているアクティブな役割は、管理ユーザーを初期作成すること、使用可能領域が最も多いディスク領域の所有権を管理ユーザーに送ること、データベースの権限を付与することです。管理ユーザーはDBCではなく自分のユーザー名で、ほとんどの管理機能を実行します。
DBCユーザーには幅広いデータベース権限が自動的に付与されているため、DBCユーザーのパスワードへのアクセスは、最も信頼できる管理ユーザーだけに制限してください。
DBCユーザーのデータベース権限は絶対に変更しないでください。 DBCの権限を変更すると、インストール、アップグレード、メンテナンス、アーカイブなどの手順を実行できず、Teradataサポート センターに問題を修正してもらわなければならなくなる場合があります。