FORMAT句内で通貨記号や二重通貨記号が使われていない場合、数値情報は非通貨とみなされます。非通貨数値情報の形式を制御するには、FORMAT句に次の文字を使います。
文字 | 意味 |
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G | SDFのGroupingRuleによって定義されるグループ化ルールを呼び出します。 SDFのGroupSeparatorの値が出力文字列にコピーされ、小数点文字より左にある数字が、GroupingRuleによって定義されるグループ化ルールに従ってグループに区切られます。グループ化は、REAL、FLOAT、またはDOUBLE PRECISIONのデータの整数部分に適用されます。 Gは、FORMAT句の最初の文字でなければなりません。 FORMAT句に文字Gが含まれていないなら、出力文字列においてグループ化は実行されません。 次の文字を含むFORMAT句には、Gを指定できません。
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D | 小数点記号。 FORMAT句の中にDが出現するたびに、現在のSDFのRadixSeparatorの値がそこにコピーされます。 次の文字を含むFORMAT句には、Dを指定できません。
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/ : % |
挿入文字。 出力文字列のうち、FORMAT句で指定した場所にコピーされます。 %挿入文字は、Sの入ったFORMAT句には指定できません。また、G、D、またはEの入ったFORMAT句の中の数字と数字の間に指定することはできません。例えば、G9999D99%は有効ですが、9(9)D99%E999は無効です。 次の文字を使ったFORMAT句には、/および:の挿入文字を指定できません。
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, | グループ化文字。 カンマは、数字がすでに出現した場合にだけ挿入されます。 カンマは、SDF中のGroupSeparatorの値とは関係なく、常にグループ化文字として解釈されます。 次の文字を含むFORMAT句には、カンマを指定できません。
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。 | 小数点文字。 ピリオドは、SDF中のRadixSeparatorの値とは関係なく、常に小数点文字として解釈され、出力文字列にコピーされます。 次の文字を含むFORMAT句には、ピリオドを指定できません。
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B | 挿入文字。 出力文字列のうち、FORMAT句でBを指定した場所にブランクがコピーされます。 Bは、G、D、またはEの入ったFORMAT句の中の数字と数字の間には指定できません。例えば、999B99B9999は有効ですが、G9(9)BD99は無効です。 |
+ - |
符号文字。 形式設定文字列の先頭または末尾には指定できますが、文字Zまたは文字9の途中の位置には指定できません。1つの符号文字が、出力文字列の固定位置で編集文字と置き換わります。 これらの文字が2つ以上左にある場合、その符号は浮動します(宣言された構造のとおりに、数字のすぐ左の位置に移動します)。反復する符号文字は、常に小数点文字と形式設定文字9の組み合わせより左側になければなりません。 文字Zの反復グループを含むFORMAT句の中に一群の反復符号文字が含まれている場合、文字Zのグループは、符号文字グループの直後になければなりません。例: --ZZZ 任意の数字の右側には、1個の後置符号文字を指定できますが、またBと組み合わせることも可能です。例えばG9(I)B+となります。 仮数部の後置符号文字を、指数部より右側に指定することはできません。例えば、999D999E+999+は無効です。 +は+または-に適宜変換され、-は-またはブランクに変換されます。 |
V | 暗黙の小数点位置。 内部的には、計算用に正しく数値を位置合わせするために、Vが小数点とみなされます。 小数点は暗黙のものであるため、記憶域上の位置を占めることはなく、出力に含められることもありません。 Vは、D小数点記号または小数点文字(.)を含むFORMATには、Vを指定できません。 |
Z | ゼロ抑制される小数の桁。 ある桁がゼロでその前の桁もゼロの場合、ブランクに変換されます。 カンマ、ドット、G、またはDを組み合わせたもの、および文字Z(Z(I)やZ(F)も含む)を使用していて、その他の形式設定文字を使用していないFORMAT句は、「0の場合はブランク」ということになります。 例えば、数値が0の場合、ZZZZZ,ZZ.Z、およびZ,ZZZ.ZZは、ブランクのみを出力します。 A Zは単独の9の後には指定できません。 反復するZ文字は、常に小数点文字と形式設定文字9の組み合わせより左側になければなりません。 小数点文字より右側にある文字として、文字9と文字Zの組み合わせを指定することはできません。すべて9か、すべてZでなければなりません。すべてZの場合、小数点文字より左側の文字はすべてZでなければなりません。 符号文字の反復グループを含むFORMAT句の中に文字Zの反復グループが含まれている場合、文字Zのグループは、符号文字グループの直後になければなりません。例: --ZZZ |
9 | 小数の桁(ゼロ抑制されない)。 |
CHAR(n) | ある文字が複数回出現する場合、CHARには次のものを指定できます。
そしてnには次のものを指定できます。
nがFの場合、CHARに使用できるのはZまたは9だけです。 nが整数定数の場合、(n)の表記は、その文字がn回繰り返されることを意味します。IとFの意味については、この表のもっと後で説明します。 |
I | 数値データおよび整数データの整数部分を表示するために必要な文字数。 Iを使用できるのは、n(CHAR)文字シーケンスのnの部分としてだけです(このテーブルのCHAR(n)の説明を参照)。CHARには、次のものを指定できます。
CHAR(I)は一度しか指定できず、次の型に対してのみ有効です。
Iの値は、数値データの形式設定中に解決されます。その値は、データ型の宣言から取得されます。例えば、DECIMAL(10,2)タイプの場合、Iは8になります。 FORMAT句の中にCHAR(I)も含まれているなら、CHAR(F)はCHAR(I)の右側になければならず、さらにCHAR(I)とCHAR(F)の間に次の文字のいずれかがなければなりません。
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F | 数値データの小数部分を表示するために必要な文字数。 Fを使用できるのは、n(CHAR)文字シーケンスのnの部分としてだけです(このテーブルのCHAR(n)の説明を参照)。CHARには、次のものを指定できます。
CHAR(F)は、DECIMAL/NUMERICデータ型に対して有効です。 Fの値は、通貨数値データの形式設定中に解決されます。その値は、データ型の宣言から取得されます。例えば、DECIMAL(10,2)タイプの場合、Fは2になります。 Fの値が0の場合には、そのデータの小数部分は表示されません。しかし、FORMAT句にDが含まれている場合には、現在のSDFのRadixSeparatorの値が出力文字列にコピーされます。 CHAR(F)は一度しか指定できません。FORMAT句の中にCHAR(I)も含まれているなら、CHAR(F)はCHAR(I)の右側になければならず、さらにCHAR(I)とCHAR(F)の間に次の文字のいずれかがなければなりません。
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- | ダッシュ文字。 電話番号、社会保障番号、およびアカウント番号などの数字を表示する場合に使用されます。 ダッシュが最初の桁の後、または最後の桁の前にある場合、これは符号文字ではなく、埋込みのダッシュであるとみなされます。 ダッシュは、次の文字の後には指定できません。
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U+6642 時 U+5206 分 U+79D2 秒 |
漢字によるJI、FUN、およびBYOUの時間マーカー。 各マーカーは、それぞれ一度ずつしか指定できません。 漢字時間マーカーについては、FORMAT句と日付/時刻の形式、および日本語文字セットを参照してください。 |
S | 符号付きゾーン小数文字。 符号付きのゾーン小数の入力を数データ型として定義し、数値の出力を符号付きのゾーン小数の文字列として表示します。 符号付きのゾーン小数入力を数値データ型に変換する場合、最後の文字は以下のルールに従って変換されます。
数値出力を符号付きのゾーン小数文字列として表示する場合、最後の文字は以下のように符号を示します。 最後のデータ桁が0の場合、最後の桁が表示されます。
最後のデータ桁が1の場合、最後の桁が表示されます。
最後のデータ桁が2の場合、最後の桁が表示されます。
最後のデータ桁が3の場合、最後の桁が表示されます。
最後のデータ桁が4の場合、最後の桁が表示されます。
最後のデータ桁が5の場合、最後の桁が表示されます。
最後のデータ桁が6の場合、最後の桁が表示されます。
最後のデータ桁が7の場合、最後の桁が表示されます。
最後のデータ桁が8の場合、最後の桁が表示されます。
最後のデータ桁が9の場合、最後の桁が表示されます。
FORMAT句で、Sは最後の小数の桁の後であることが必要です。Sは、同じ句で、以下の文字と共に使用することはできません。
符号付きゾーン小数変換の例と詳細については、<Teradata Vantage™ - SQL関数、式、および述部、B035-1145>を参照してください。 |
E | 指数用の記法。 仮数部の終わりと指数部の始めを定義します。 指数部は、任意で指定する1個の+または-符号文字、そしてその後に指定する1個以上の形式設定文字9とで構成されます。 |
FN9 | 最大64文字の可変長形式を、以下のように指定します。 1.値が負の場合は「-」の符号文字が生成され、それ以外の場合はスペースが生成されます。 2.値の整数部が生成されます(先行ゼロまたは空白なし)。 3.小数部がある場合は、SDFのRadixSeparatorの値が生成され、小数部を表わすために必要な最小桁数が続きます。 4.結果の列が64文字より長い場合、値はFNE形式を使用して形式化されます。この形式は、この表のもっと後で説明します。 |
FNE | 可変長の指数形式を、以下のように指定します。
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