一般的に、CHARACTER、VARCHAR、およびCLOBデータ型は、文字データを表わします。
文字データは、クライアントとデータベースの間で自動的に変換されます。その使用形式は、クライアント文字セットまたはセッション文字セットによって決まります。
Vantageの内部の文字データ形式は、列のサーバー文字セット属性によって決まります。
用語
このセクションでは、次の用語を使用します。
表現 | 定義 |
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文字データ型 | 列に格納されたデータの型の定義。 以下を参照してください。
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クライアント形式からサーバー形式へ、およびサーバー形式からクライアント形式への文字データの変換がVantageでどのように実行されるかを定義します。具体的に言うと、クライアント文字セットは一連の変換コードで構成されていて、そのコードを使って、クライアント文字セット内の各文字が、サーバー文字セット内のそれと同等の文字に対応付けられます。 クライアント文字セットの詳細については、<Teradata Vantage™ - Advanced SQL Engine国際文字セット サポート、B035-1125>を参照してください。セッションのクライアント文字セットの設定方法の詳細は、<Basic Teradata®Queryリファレンス、B035-2414>や<Teradata JDBC Driverの参考文献(https://teradata-docs.s3.amazonaws.com/doc/connectivity/jdbc/reference/current/frameset.htmlから入手可能)>など、該当するツールまたは接続に関するドキュメントを参照してください。 |
サーバー文字セット | ANSI CHARACTER SET句によって示される内部文字格納処理。 CHARACTER SET句を参照してください。 |
オプション
以下のオプションにCHARACTERおよびVARCHARタイプを結合することができます。
- ケース オプション([NOT]CASESPECIFICまたはUPPERCASE)。
- サーバー文字セット リテラル(フィールド データ型を宣言または修正する場合)。
文字リテラルの先頭には、所定のサーバー文字セットに適合させるためのサーバー文字セットを指定することができます。
Vantageでの出力変換
Vantageは、出力文字をサーバー形式から以下のうちの1つに変換します(内部形式から外部形式へ、つまりI2E)。
- ログオン クライアントの通常の文字セット。
- ログオン クライアントのデフォルトとしてシステム テーブルに定義される文字セット。
システム テーブルの内容を確認するには、DBC.HostsInfoVとDBC.CharSetsVビューを問合わせます。
- BTEQの.SET SESSION CHARSETコマンドまたはCLIv2 CHARSETコールなどにより現在のセッション用に指定された文字セット。