PERIOD(TIME)、PERIOD(TIMESTAMP)、TIMEおよびTIMESTAMPタイプの日付情報の形式設定を制御するには、FORMAT句の中で次の文字を使用します。
文字 | 意味 |
---|---|
HH | 時間を2桁の数として表わします。 |
MI | 分を2桁の数として表わします。 |
SS | 秒を2桁の数として表わします。 |
S(n) S(F) |
秒数の小数点以下の桁数。 nは0~6の数字で置き換えてください。または、秒数として小数点以下を表示する場合はFを使用します。 Fの値は、TIMEまたはTIMESTAMPデータの形式設定中に解決されます。その値は、データ型の宣言の中の小数点以下の精度の指定から取得されます。例えば、TIME(2)タイプの場合、Fは2になります。 Fの値が0なら、小数点記号は表示されず、そのデータの小数点部分も表示されません。 S(F)形式設定文字は、形式設定文字Dまたは分離文字.の直後に指定する必要があります。 PERIOD(TIME)、PERIOD(TIMESTAMP)、TIMEまたはTIMESTAMPの秒数の小数点以下の精度よりも小さいnを指定すると、エラーになります。 |
D | 小数点記号。 FORMAT句の中にDが出現するたびに、現在のSDFのRadixSeparatorの値がそこにコピーされます。 .や:などの分離文字は、FORMAT句に指定できますが、それはRadixSeparatorの値に一致していない場合だけです。 |
T | 24時間形式ではなく12時間形式で時刻を表示します。 現在のSDFのAMPMで指定される時刻が、出力文字列のうち、FORMAT句内でTが出現する位置にコピーされます。 |
Z | タイムゾーン。 Zは、PERIOD(TIME)、PERIOD(TIMESTAMP)、TIMEおよびTIMESTAMPデータでの出力の中のタイムゾーン表示の配置を制御するものであり、TIME形式制御文字の先頭か末尾にのみ指定できます。 例えば、次の文ではTIME形式文字の前にZが含まれているFORMAT句が使用されています。 SELECT CURRENT_TIMESTAMP (FORMAT 'YYYY-MM-DDBZBHH:MI:SS.S(6)'); PERIOD(TIME)、PERIOD(TIMESTAMP)、TIMEまたはTIMESTAMPデータにタイムゾーンのデータが含まれているなら、タイムゾーンは出力文字列にコピーされます。時間帯の形式は、時間帯の時間の指定方法に応じて、+HH:MIまたは-HH:MIです。 |
: | コロンの分離記号。 出力文字列のうち、FORMAT句で指定した場所にコピーされます。これは、ANSI時刻に対するデフォルトの分離符号です。 現在のSDFの中のRadixSeparatorの値がコロンの場合、FORMAT句にこの文字を指定することはできません。 |
終止符の分離記号。 これは、秒の小数部分に関して指定するのにも使用できます。 出力文字列のうち、FORMAT句で指定した場所にコピーされます。 現在のSDFの中のRadixSeparatorの値がピリオドの場合、FORMAT句にこの文字を指定することはできません。 |
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- | ダッシュの分離記号。 出力文字列のうち、FORMAT句で指定した場所にコピーされます。 |
h | 時間の分離記号。 小文字のhが出力文字列にコピーされます。 形式設定文字hは、形式設定文字HHの後に指定しなければなりません。 現在のSDFの中のRadixSeparatorの値が小文字のhの場合、FORMAT句にこの文字を指定することはできません。 |
m | 分の分離記号。 小文字のmが出力文字列にコピーされます。 形式設定文字mは、形式設定文字MIの後に指定しなければなりません。 現在のSDFの中のRadixSeparatorの値が小文字のmの場合、FORMAT句にこの文字を指定することはできません。 |
s | 秒の分離記号。 小文字のsが出力文字列にコピーされます。 形式設定文字sは、形式設定文字SSまたはSSDS(F)の後に指定しなければなりません。 現在のSDFの中のRadixSeparatorの値が小文字のsの場合、FORMAT句にこの文字を指定することはできません。 |
B b |
ブランク表示の分離記号。 ブランクを表わすには、スペースの代わりにこの記号を使用します。 現在のSDFの中のRadixSeparatorの値がブランクの場合、FORMAT句にこの文字を指定することはできません。 |