DateForm設定を変更する前に、その変更によって次のような形式に影響が及ぶことを考慮に入れる必要があります。
- 日付値のエクスポート データ型。
DateForm設定を変更すると、日付値のエクスポート データ型が変更されます。
- 日付のデータ入力形式。
DateForm設定を変更すると、新しいテーブルの日付のデータ入力形式が変更されます。ただし、既存のテーブルについては、変更されません。いずれにしても、すべての日付をANSI DATEリテラルとして入力すれば、データ入力の問題は避けられます。
- DATE列の表示形式。
DateForm設定を変更すると、新しいテーブルの日付値の表示形式が変更されます。ただし、既存のテーブルについては、変更されません。したがって、新しいテーブルと既存のテーブルとでは、日付値の表示形式が違ってきます。ビューも基礎テーブルに基づいているので、テーブルのビューについても同じことが言えます。
- 文字列と日付の比較や変換。
文字列と日付値を比較または変換するには、文字列と日付値の形式が同じであることが必要です。DateForm設定を変更すると、新しいテーブル、新しいテーブルのビュー、既存のマクロのDATE形式が変更されるので、そのような比較は失敗します。しかし、ANSI DATEリテラルとして日付を指定しておけば、文字列と日付の比較において形式エラーが発生するのを避けられます。
- 実行するマクロ内の日付値の形式。
DateForm設定を変更すると、マクロ内の日付値の形式が変更されることがあります。その場合は、マクロが失敗します。
DateForm設定を変更しても、以下のDATE形式は変更されません。
- 形式変更前に作成されたテーブル
- 現在ログオンしているユーザーによって作成されたテーブル
- 現在ログオンしているユーザーによって実行されるマクロ
- 変更前に作成されたテーブルに基づくビュー