SQL Engineは、以下の操作に対して文字からUDTへの暗黙変換を実行します。
- UPDATE
- INSERT
- ストアド プロシージャ、外部ストアド プロシージャ、UDF、およびUDMへの引数の引き渡し。
- このドキュメント中の他の箇所に明記されている特定のシステム演算子と関数(DBS制御レコードのDisableUDTImplCastForSysFuncOpフィールドがTRUEに設定されていない場合に限る)。
暗黙のデータ型変換を実行するには、AS ASSIGNMENT句を指定する適切なCAST定義(使用上の注意を参照)が存在していなければなりません。
CAST定義のソース文字タイプは、暗黙変換のソース文字タイプと正確に一致している必要はありません。SQL Engineでは、CHAR、VARCHAR、またはCLOBソース タイプを指定する暗黙のCAST定義を使用することができます。
別々の文字タイプからUDTへの変換の場合に複数の暗黙CAST定義が存在する場合、SQL Engineは優先順位の最も高い文字タイプの暗黙CAST定義を使用します。以下のリストでは、文字タイプの優先順位が最低から最高の順に並べられています。
- CHAR
- VARCHAR
- CLOB
CLOB以外の文字タイプの場合、文字からUDTへの暗黙CAST定義が存在しないと、SQL Engineはその代用になる他のCAST定義を探します。
存在する暗黙CAST定義の組み合わせ | THEN SQL Engine … | |||
---|---|---|---|---|
数値からUDT | DATEからUDT | TIMEからUDT | TIMESTAMPからUDT | |
X | NUMERICからUDTへの暗黙CAST定義を使用する。 NUMERICからUDTへの暗黙CAST定義が複数存在する場合、SQL EngineはSQLエラーを戻します。 |
|||
X | DATEからUDTへの暗黙CAST定義を使用する。 | |||
X | TIMEからUDTへの暗黙CAST定義を使用する。 | |||
X | TIMESTAMPからUDTへの暗黙CAST定義を使用する。 | |||
X | X | エラーを報告する。 | ||
X | X | |||
X | X | |||
X | X | |||
X | X | |||
X | X | |||
X | X | X | ||
X | X | X | ||
X | X | X | ||
X | X | X | ||
X | X | X | X |
VantageはCLOB以外の文字タイプを代用データ型に暗黙でキャストしてから、暗黙CAST定義を使用して、その代用データ型からUDTへのキャストを行なえるため、代用は有効です。