次の表 では、IMPORTコマンドを使用する場合に考慮すべき事柄について説明します。
対象 | 使用上の注意 |
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Access Moduleリリース レベルの互換性 | リリース07.03.00以降のFastExportユーティリティ ソフトウェアは、07.00.00以前のリリースに用意されたアクセス モジュールと互換性がありません。 |
コマンドの使用頻度と配置 | エクスポート タスクがLAYOUTコマンドを使用する場合には、IMPORTコマンドが必要です。このコマンドは、LAYOUTコマンドの後に挿入しなければなりません。 |
データ型仕様 | VARTEXT指定を使用する場合、FastExportのレイアウト コマンドのFIELDコマンドおよびFILLERコマンドで使用できる有効なデータ タイプ指定は、VARCHAR、VARBYTE、およびLONG VARCHARだけです。 データ型の詳細については、EXPORTの「データ型の説明(メインフレーム接続のクライアント システム) 」表を参照してください。 |
エラー レコードの処理 | 入力レコードでエラー条件が発生すると、通常ではそのレコードは破棄され、FastExportは終了します。可変長テキスト レコードのロードでは、オプションを指定することによってこれらの機能のいずれかまたは両方を禁止することができます。
両方のオプションを指定して、STDERRを端末画面ではなくファイル格納場所にリダイレクトすれば、FastExportジョブは最後まで実行され、すべてのエラー レコードが保存されます。その後で、手操作で修正し、ロードすることができます。 |
入力レコードの要件 | 各入力レコード内のフィールドの合計数は、FastExportのFIELDおよびFILLERレイアウト コマンドで記述されているフィールド数以上でなければなりません。 フィールドがこれよりも少ない場合は、エラー メッセージが生成されます。数が多い場合、データベースは余分なフィールドを無視します。 レコードの最後のフィールドは、区切り記号で終わっている必要はありません。区切り記号で終わることは可能ですが、必須ではありません。 |
複数の物理レコード | FastExportタスクが入力ファイルを読み取り、複数の物理レコードから論理レコードを構成する場合、そのタスクは物理レコードがINMODルーチンに渡される前に実行されます。INMODルーチンは、個々のUSINGレコードを生成するために1回だけ呼び出されます。 |
ヌル フィールド | 2つの区切り記号が連続して指定されている場合、最初の区切り記号の直後にあるフィールドはヌルになります。 また、レコード内の最後の文字が区切り記号であり、処理対象フィールドが少なくとも1つ以上ある場合、FILEDおよびFILLERレイアウト コマンドで定義されているように、次の処理対象フィールドは、FastExportによってヌルになります。 |
VARTEXTレコード | VARTEXTを指定した場合、FastExportでは、入力データは、フィールド区切り記号で区切られた可変長テキスト フィールドであるとみなされます。入力データ レコードはフィールドごとに順に解析され、各入力テキスト フィールドに対して1つのVARCHARフィールドが作成されます。 |
z/OS fileidの使用上の注意 | DDNAMEは、以下の場合を除いて、Teradata SQL列名と同じ構成規則に従う必要があります。
DDNAMEは、外部システムに適用可能な規則に従う必要があります。シーケンシャル(VSAM)データ セットを参照できます。 DDNAMEが磁気テープ上のデータ ソースを表わす場合、オペレーティング システムのサポートに応じて、テープはラベル付きとラベルなしのどちらかになります。 |