要求処理 - Advanced SQL Engine - Teradata Database

Teradata Vantage™ - データベース入門

Product
Advanced SQL Engine
Teradata Database
Release Number
17.10
Published
2021年7月
Language
日本語
Last Update
2022-01-13
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B035-1091
Product Category
Software
Teradata Vantage

SQLは、Teradata Databaseへの要求に使用する言語です。つまり、SQLを使用してTeradata Databaseに問合わせを行ないます。

入力されたすべてのSQL要求は、次の手順でSQL構文解析プログラムにより処理されます。
  1. 構文解析プログラムは、要求キャッシュを参照し、要求が存在するかどうかを調べる。
    要求の有無 構文解析プログラムの処理
    存在する キャッシュ内で検出されたプラスチック ステップを再使用し、gncApplyに渡す。特権を確認した後、ステップ8に進みます(ステップ4)。

    プラスチック ステップは、データベース管理システムに送られる指示子であり、データ値は含んでいません。

    存在しない 構文解析ルーチンによる処理を開始する。
  2. 構文解析ルーチンは、入力された要求の構文を検査する。
    エラーの有無 構文解析ルーチンの処理
    エラーなし 要求を構文解析ツリーに変換し、意味解釈ルーチンに渡す。
    エラーあり エラー メッセージを要求側に返して停止する。
  3. 意味解析ルーチンが、データ ディクショナリ(またはキャッシュされた情報のコピー)から情報を追加して、データベース、表、ビュー、ストアド プロシージャ、マクロの名前を内部処理用の識別子に変換する。
  4. セキュリティ モジュールは、データ ディクショナリに登録されている権限を検査する。
    権限の状況 セキュリティ モジュールの処理
    有効 要求を、最適化ルーチンに渡す。
    無効 要求をアボートし、エラー メッセージを渡して停止する。
  5. 最適化ルーチンが、そのSQL要求を実装する最も効率的な方法を決定する。
  6. 最適化ルーチンは、要求を走査してロックの設定箇所を決定した後、最適化した構文解析ツリーを生成ルーチンに渡す。
  7. 生成ルーチンは、最適化された構文解析ツリーをプラスチック ステップに変形し、適切であればステップをキャッシュし、gncApplyに渡す。
  8. gncApplyは、生成ルーチンで生成されたプラスチック ステップを、パラメータ化されたデータがあればそのデータ内に結合し、コンクリート ステップに変換する。

    コンクリート ステップは、AMPに送られる指示子であり、ユーザーやセッションに固有の必要な値、および必要なデータ パーセルを含んでいます。

  9. gncApplyは、コンクリート ステップをディスパッチャに渡す。