Teradata Databaseでは、PIのある表データのディスク記憶装置への分散にはハッシュ法を、データへのアクセスには索引を、それぞれ使用します。
Teradata Databaseは、そのアーキテクチャが超並列であることから、データの分散と検索のための効率的な手段を必要とします。その効率的な手法がハッシュ法です。Teradata Databaseのほとんどすべての索引は、表の列値ではなく行ハッシュ値に基づく(または部分的に基づく)ものです。
PIについては、Teradata Databaseは、PI列の値をハッシュすることによって行ハッシュを取得します。行ハッシュと連番(1つの表の中で同一の行ハッシュがある行を区別するために割り当てられる)とを一括して行識別子と呼びます。行識別子は、表内の各行を一意に識別します。パーティション表の場合は、パーティション識別子も行識別子の中に組み込まれます。パーティション表の詳細については、パーティション化された表を参照してください。
SIについては、Teradata Databaseは、SI列の値をハッシュすることによってハッシュ値を計算します。この値は、SI値がSQLで指定されている場合にアクセスで使われます。SI副表は、SIのハッシュ値、索引列の実際の値(シノニムを解決する場合)、および索引を作成する表の基本索引列の行識別子のリストを記録します。