Teradata FastExport
Teradata FastExportは、Teradata Databaseからクライアントに大量のデータを並列でエクスポートします。このユーティリティは、FastLoadユーティリティやMultiLoadユーティリティの機能を補完するものです。
Teradata FastExportには、以下の機能があります。
- クライアント ファイルに表をエクスポートする。
- 出力修正(OUTMOD)ルーチンにデータをエクスポートする。エクスポートされたデータに対して選択、妥当性検査、およびプリプロセスを実行するOUTMODルーチンを作成できます。
- 複数セッションの並列性を用いてブロック転送を実行する。
Teradata FastLoad
Teradata FastLoadは、空の表にのみデータをロードします。Teradata FastLoadは、クライアントおよびサーバーのいずれの環境でもサポートされます。
Teradata FastLoadには、以下の機能があります。
- 空の表にデータをロードする。
FastLoadでは、1回のジョブにつき1つの表にデータがロードされます。複数の表にデータをロードする場合には、複数のFastLoadジョブを実行します。
- 複数セッションの並列性を用いてブロック転送を実行する。
Teradata MultiLoad
Teradata MultiLoadは、空の表またはデータが挿入されているデータベース表に対する、大量のデータのINSERT、UPDATE、およびDELETEを行ないます。Teradata MultiLoadは、クライアントおよびサーバーのいずれの環境でもサポートされます。
Teradata MultiLoadには、以下の機能があります。
- 複数の表に対して実行可能。
- 複数セッションの並列性を用いてブロック転送を実行する。
- 複数の入力ソース ファイルからデータ ロード可能。
- 複数のSQL文とその関連データを、1つの要求にパックする。
- データのUpsertを実行する。
Teradata Parallel Data Pump
Teradata TPumpは、(ブロック転送ではなく)標準のSQLを使用して表内のデータを管理します。
また、実行可能なINSERTとUPDATEの数を分単位で指定することにより、システム資源の使用を制御できます。このユーティリティでは、Teradata Databaseが使用中であっても、INSERT、DELETE、UPDATEの各操作の保守をいつでもバックグラウンドで実行できます。
TPumpには、以下の機能があります。
- 同時に実行されるインスタンス数に制限はない。
- 従来の行ハッシュ ロックにより、ターゲット表への同時並行の読み取りおよび書き込みアクセスが一定の範囲で可能。
- Teradata MultiLoadと同じ再始動、移植性、スケーラビリティをサポート。
- データのUpsertを実行する。