パーシング エンジン(PE)およびアクセス モジュール プロセッサ(AMP)はvproc(つまりソフトウェア実体)であるため、ホーム ノードに障害が発生した場合は、ホーム ノードから、同じハードウェア クリーク内の別のノードに移すことができます。どのノードにどのvprocを移動するかについては、通常はシステムで決定されます。しかし、ユーザーがvprocの移動先を設定することもできます。
ノード障害の発生中でも、vprocを移動することによって、故障したハードウェアが原因である程度の性能低下はあるもののシステムは完全に機能することが可能です。
次の図は、vprocの移動について示したものですが、大きなXの記号は障害が発生したノードを意味し、実行中のノードを示す矢印は、AMP3、AMP4、およびPE2が移動していることを表わしています。
TPAホスト型の物理的なチャネル接続を管理するPEは、ノード障害の発生時に移動することができません。PEが、割り当てられているノードに物理的に接続されたハードウェアに依存するためです。