任意の入力データについて同じトランザクションを任意の順序で実行すると結果が同じになる場合、その一連のトランザクションは、逐次化が可能です。
逐次化が可能である場合にのみ、一連のトランザクションは正しいものとなります。2フェーズ ロック(2PL)プロトコルにより、トランザクションの逐次化が保証されます。
次のテーブルに、2フェーズ ロック プロトコルのフェーズを示します。
フェーズ | トランザクションの説明 |
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発展フェーズ | 1つのオブジェクトにロックを設定してから、そのオブジェクト上で作動します。 Teradata最適化ルーチンは、トランザクションのできるだけ最初に近いところにロックを要求します。 |
衰退フェーズ | ロックを解放した後は、二度とロックを設定しません。 ロックの解放は、すべてか無かの操作となります。一度設定されたロックは、トランザクションがコミットするまで、または完全にロールバックされるまで解放されません。 |