ディスパッチャは、ステップの実行順序を制御します。また、以下に示すようにBYNETにステップを渡し、AMPのデータベース管理ソフトウェアにそのステップを分散します。
- ディスパッチャは、gncApplyからコンクリート ステップを受け取る。
- ディスパッチャは最初のステップをBYNETに送り、関係するAMPが、1つ、複数、すべてのいずれであるかをBYNETに知らせ、完了応答を待つ。
可能な場合には、Teradata Databaseで複数のステップが並列実行されるため、性能が向上します。あるステップとその次のステップとの間に従属関係がない場合、最初のステップの完了前に次のステップをディスパッチすることが可能なので、2つのステップが並列実行されることになります。それに対して、例えば最初のステップで生成されるデータが次のステップの入力として必要になるといった従属関係がある場合は、最初のステップが完了するまで次のステップはディスパッチできません。
- ディスパッチャは、想定されるすべてのAMPから完了応答を受け取ると、次のステップをBYNETに送る。要求に関係するすべてのAMPステップが完了するまで、この処理を行なう。