固有基本索引(UPI)により、表の行が均一に分散されることが保証されます。
非固有基本索引(NUPI)を使用すると、データが偏ることがあります。行の均一分散は保証されませんが、索引の一意性の度合いによって分散の均一性の度合いが決まります。PIの値が同じ行はすべて同じAMP上に分散されるため、頻繁に繰り返される固有値の数が少ない列は、PIの適切な候補にはなりません。
表内のデータに最も効率的にアクセスする方法は、PIによるものです。このような理由から、PIを選択する際には、各AMPにデータを適切に分散するPIを選択することと、対象とする表の最も一般的な使用パターンを反映するPIを選択することという、2つの設計目標を考慮に入れる必要があります。この両者のバランスを取らなければなりません。
表の作成時に基本索引を明示的に指定しない場合、Teradata Databaseではデフォルトで最初の列が非固有基本索引として使用されます。
基本索引がないユーザー表を明示的に作成することもできます。このようなNoPI表は特定用途に使用されます。NoPI表は一般に、より高速にデータをロードできるようにするためのステージング表として使用されます。