Teradata Databaseでは、ジャーナル用の表がサポートされています。ジャーナルとは、ある種の活動の記録です。Teradata Databaseでは、数種類のジャーナルがサポートされます。システムが自ら実行するジャーナルもありますが、それ以外のジャーナルの実行を指定することも可能です。
Teradata Databaseのジャーナル機能について、以下の表で説明します。
ジャーナルのタイプ |
実行内容 |
実行のタイミング |
障害AMP回復 |
- AMPに障害が発生した場合にのみ活動状態になる。
- フォールバック表のみのジャーナル。
- AMPの修復後にAMPの回復に使用され、その後は破棄される。
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常時 |
一時 |
- トランザクションのBEFOREイメージを記録する。
- ユーザーまたはシステムによりアボートされた、障害が発生したトランザクションをロールバックする場合に使用される。
- 以下の項目が記録される。
- トランザクションの開始/終了の標識
- UPDATE文とDELETE文の場合、「Before(更新前)」の行イメージ
- INSERT文の場合、行ID
- CREATE文、DROP文、DELETE文、およびALTER文の場合、制御レコード
- それぞれのイメージは、それが記述する行と同じAMPに保管される。
- トランザクションまたはロールバックが完了した時点で、イメージは破棄される。
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常時 |
永久 |
- 表またはデータベース用に利用可能である。
- ロールバックを可能にする更新前イメージかロールフォワードを可能にする更新後イメージ、または更新前と更新後の両方のイメージを組み込むことが可能である。
- ロールフォワード回復を提供する。
- ロールバック回復を提供する。
- フォールバックなしの表を完全に回復する。
- 表全体のアーカイブの頻度を少なくする。
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ユーザーが指定する。 |