データベースは、すべてのリクエストのセキュリティを検証します。リクエスト パーセルが意味解釈ルーチン チェックを無事に終えると、構文解釈プログラムはデータ ディクショナリ内の複数のシステム テーブルに問合わせをして、SQLリクエストをしているユーザーが適切なログオンおよびセキュリティの権限をすべて持っているかどうかを確認します。これには、オブジェクト レベルの制御権限と行レベルの制御権限の両方についての検証も含まれます。
オブジェクト レベルのセキュリティ権限は動的に付与したり取り消したりできるので、データベースは、処理されたすべてのリクエスト(キャッシュされているリクエストも含めて)に関してユーザー ログオン セキュリティ権限を検査します。
このプロセスが完了すると、構文解析プログラムはResTreeをパラメータ化された値ピーク処理サブシステム(パラメータ化されたリクエストを参照)、次にクエリー リライト サブシステムの順に渡します。
Vantageのセキュリティについては、以下のマニュアルを参照してください。
- Teradata Vantage™ - Advanced SQL Engineセキュリティ管理ガイド、B035-1100
- Teradata Vantage™ - データベースの管理、B035-1093
- Teradata Vantage™ - データ ディクショナリ、B035-1092
- Teradata Vantage™ - SQLデータ制御言語、B035-1149