インストール プロセス中に作成される追加のユーザーとデータベースを、以下のテーブルにリストします。
システム データベース/ユーザー | 説明 |
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CRASHDUMPS | CRASHDUMPSはインストール、移行、またはアップグレードのDIPフェーズでDIPCRASHスクリプトが実行されると、データ ディクショナリに定義されます。このユーザーは、システムが内部エラーのロギングに使用するために作成されます。必要に応じて領域割り当てを調整し、使用状況を監視します。CRASHDUMPSは、並列データベース拡張機能(PDE)ソフトウェアによって生成されるダンプの一時記憶域を提供します。少なくとも3つのダンプを格納できるようにするため、構成のサイズに応じて、より多くの固定領域を割り当てなければならない場合もあります。 |
Sys_Calendar | Sys_Calendarはインストール、移行、またはアップグレードのDIPフェーズでDIPCALスクリプトが実行されると、データ ディクショナリに定義され、このデータベースには、Calendarビューなどの、システム カレンダーに関連するテーブルとビューが入っています。Calendarビューは、日付計算用の、ユーザーがアクセス可能なツールです。詳細については、<Teradata Vantage™ - データ ディクショナリ、B035-1092>の「CALENDARシステム ビュー」を参照してください。
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TD_SYSFNLIB | TD_SYSFNLIBシステム データベースは、インストール、移行、またはアップグレードのDIPフェーズでDIPDBまたはDIPALLスクリプトが実行されると作成されます。このデータベースには、データベース リリースの一部として提供される、非タイプ固有の埋め込みサービス関数が含まれます。埋め込みサービス関数の詳細については、<Teradata Vantage™ - SQL関数、式、および述部、B035-1145>を参照してください。
TD_SYSFNLIBデータベースでは、オブジェクトを作成しないでください。TD_SYSFNLIBデータベースは内部でのみ使用されます。
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ALL、DEFAULT、PUBLICは、データベースまたはユーザーの名前として表示されることがありますが、実際には内容、テーブル、ビューがなく、ユーザーはログオンできません。これらは固定領域なしで定義され、データベース システム ソフトウェアによって使用されます。詳細については、<Teradata Vantage™ - データ ディクショナリ、B035-1092>の「特殊なキーワード」を参照してください。
ユーザーDBCは、システム データベース/ユーザーをすべて所有するだけでなく、すべてのものに対する権限も持っているため、システム内のあらゆるものにアクセスできます。したがって、DBCを使用してシステムを管理することで、システム ユーザーを誤って変更してしまうという危険を冒すよりも、管理ユーザーを作成してシステムを管理してください。