一時領域の制限の定義について - Advanced SQL Engine - Teradata Database

Teradata Vantage™ - データベースの管理

Product
Advanced SQL Engine
Teradata Database
Release Number
17.05
17.00
Published
2020年6月
Language
日本語
Last Update
2021-03-30
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B035-1093
Product Category
Software
Teradata Vantage

固定領域の容量の一部は、グローバル一時テーブルの定義を格納するために使用され、一時領域は、実体化されたグローバル一時テーブルの行を保持するために使用されます。一時領域は、テーブル レベルではなく、データベース レベルまたはユーザー レベルで割り当てます。

一時領域の制限は、CREATE/MODIFY PROFILE文またはCREATE/MODIFY USER/DATABASE文のTEMPORARYパラメータで定義します。

プロファイル定義はユーザー定義をオーバーライドし、定義に設定を追加しません。

一時割り当ての最大およびデフォルト制限は、以下のテーブルの説明に従って決定されます。

状況 プロファイル 制限の継承
CREATE/MODIFY USER/DATABASE文にTEMPORARYを指定 適用しない 直接所有者。直接所有者の制限を越えることはできない。
適用する CREATE/MODIFY PROFILE文を実行依頼したユーザー。制限はそのユーザーの制限を超えることができない。制限は次のように決定されます。
  • ユーザーがプロファイルを持っている場合、プロファイル内の制限が使用される。
  • プロファイルをそのユーザーに適用しない場合、そのユーザーのCREATE/MODIFY USER文の制限が使用される。
  • そのユーザーにTEMPORARYが定義されない場合、ユーザーの直接所有者の制限が使用される。
TEMPORARY制限をCREATE/MODIFY USER/DATABASE文に指定しない 適用しない ユーザーの直接所有者
適用する プロファイルの指定
適用するがSPOOLパラメータはNULLまたはNONE CREATE/MODIFY PROFILE文を実行依頼したユーザーの指定。次のように決定されます。
  • ユーザーがプロファイルを持っている場合、そのプロファイル指定
  • プロファイルをそのユーザーに適用しない場合、そのユーザーのCREATE/MODIFY USER文の指定
  • そのユーザーにTEMPORARYが定義されない場合、直接所有者のデータベースまたはユーザーの制限

CREATE USER、CREATE DATABASE、またはCREATE PROFILE文を使用して一時領域の制限を割り当てる場合は、領域制限に注意してください。一時領域のシステム レベルを調べるためには、DBC.DiskSpaceVビューに問合わせます。

一時領域のタイプについて次のテーブルに説明します。

一時領域のレベル 説明
CURRENTTEMP これは、グローバル一時テーブルにより現在使用されている領域量です。
これには、基となるグローバル一時テーブルの定義のために、各AMPに格納されるテーブル ヘッダーのために必要な固定領域の容量は含まれません。
PEAKTEMP これは、最後のセッション以降に使用された最大の一時領域です。

一時領域は、セッションが終了すると解放されます。

MAXTEMP MaxTempは、グローバル一時テーブルの行に使用可能な領域の制限を指定します。
これには、基となるグローバル一時テーブルの定義のために、各AMPに格納されるテーブル ヘッダーのために必要な固定領域の容量は含まれません。

値は、次の制限を超えることはできません。

  • プロファイルにTEMPORARYを設定する場合、プロファイルの作成者または変更者
  • プロファイルが適用しない場合、作成または変更されたユーザーの直接所有者

値を指定せず、ユーザーがプロファイルと関連付けられている場合、定義されていれば、MaxTempはそのプロファイルの値をデフォルトとして取ります。プロファイルTEMPORARYがNULLまたはNONEに設定されているか、ユーザーがプロファイルに関連付けられていない場合、MaxTempは、ユーザーの親の値をデフォルトとして取ります。