- 好みのクライアント ソフトウェアを開いて、SQLリクエストを作成します。例えば、次のようになります。
CREATE PROFILE profile_name AS ACCOUNT = ('account_str1','account_str2') DEFAULT DATABASE = database_name, SPOOL = spool_space, PASSWORD = (EXPIRE = n_days, MAXLOGONATTEMPTS = attempts, LOCKEDUSEREXPIRE = n_minutes), QUERY_BAND = 'Pair_name=pair_value;' [NOT] DEFAULT';
- 次のパラメータが含まれます。
パラメータ 説明 Name プロファイルの固有名。ユーザー型またはユーザーの部門などを含めることで、その職務を特定します。例えば、GenUser_ProfileまたはFinance_Profileなどです。プロファイルが不必要に増えないよう、ユーザー要件をできるだけ統合します。 Account データベースは、アカウントを使用してユーザー ジョブを追跡し、リクエストの優先順位をつけます。 推奨事項: ユーザー アカウントの作成に記載されている形式に従って、1つ以上のアカウント文字列を入力します。
複数のアカウント文字列をプロファイルに割り当てている場合は、各文字列を単一引用符で囲み、カンマで文字列を区切って、指定全体を括弧で囲みます。例:
('$M00FINB&D&H','$L00accO&D&H', '$R00MKTR&D&H')
アカウント文字列の内容は128文字に制限されます。Default Database オプション。ユーザーがアクセスする可能性が最も高いデータベース。 名前が指定されていない場合、システムはユーザー定義(CREATE USER文)に指定されている名前を使用します。
推奨事項:デフォルト データベースはユーザー レベルで指定し、プロファイルで指定しないようにします。こうすることで、ユーザーのデフォルト データベース要件間の相違点を許容できます。
Spool この値によって、問合わせに対する中間結果や問合わせに対するフォーマット済みの応答セットおよび揮発テーブルに利用できる領域の大きさが制限されます。ユーザーのスプール領域は、そのユーザーが並列で実行している複数の問合わせによって共有されます。システムは、システム内の未使用の固定領域からユーザーのスプール領域を借用します。 推奨事項:プロファイル内のスプール領域の要件はメンバー ユーザーのアクティビティに依存します。まずは、以下に挙げるとおり、Spool_Reserveデータベースが固定領域割り当ての合計に占めるパーセンテージに従って、スプール領域をバイト単位で指定します。- 一般ユーザー: 5%
- 更新ユーザー: 10%
- バッチ ユーザー: 10%
- 補助管理ユーザー: 10%
- データベース プログラマ: 10%
スプール領域を指定するには、次のような数値を返す式を使用することもできます。
CREATE PROFILE Bennie AS SPOOL ='2e6' BYTES;
定期的に使用状況のパターンをモニターし、必要な時にはMODIFY PROFILE文を使用してスプール領域の割り当てを変更してください。
スプール領域は、CREATE USER文の一部として指定することも、MODIFY USER文の一部として修正することもできます。
固定領域を必要としないプロファイル メンバーにも、プロファイル内で少量のスプール領域(例: 1MB)を常時割り当てておく必要があります。Temporary これはグローバル一時テーブルを使用するときにだけ必要となります。 推奨事項:このユーザー グループの一時領域の要件があらかじめ決まっているのでない限り、最初は一時領域の指定を省略します。必要に応じて、MODIFY PROFILE文を使用して、後から一時領域の指定を追加できます。
Password オプション。制御パラメータを使用すると、データベース管理者ユーザーのセットアップのステップ2の一部として作成したDBC.SysSecDefaults内のグローバル デフォルト設定とは異なる設定をプロファイルの中で適用することができます。 推奨事項: プロファイル内のパスワード制御パラメータ値をどれもリセットしないでください。ただし、プロファイル メンバーがシステム デフォルトを使用できない場合を除きます。
Cost Profile オプション。プロファイルに関連付けられた最適化ルーチンのコスト プロファイル。 最適化ルーチンのコスト プロファイルは、実働システムでの使用を目的としたものではありません。コスト プロファイル パラメータは、Teradataサポート センター担当者の指示の下でのみ使用されます。Constraint オプション。1つ以上の行レベル セキュリティ制約の名前。各名前には、制約に有効で、profile_nameに割り当てられる、階層レベルまたは非階層型カテゴリのリストが続きます。 Query_Band [NOT] DEFAULT オプション。ログオン時にセッション用に自動で設定されるクエリー バンドを作成します。DEFAULTオプションにより、プロファイルのクエリー バンドの値よりも、セッションやトランザクションのクエリー バンドに異なる値を設定できます。NOT DEFAULTオプションによって、ユーザーがセッションまたはトランザクションのクエリー バンド値を変更できなくなります。詳細については、プロファイル クエリー バンドの名前と値ペアの定義についてを参照してください。 Ignore Query_Band Values オプション。SET QUERY_BANDリクエストに表示される場合、破棄される値を定義します。このオプションによって、このプロファイルを持つユーザーが特定の値のクエリー バンドを設定できなくなります。詳細については、プロファイル クエリー バンドの名前と値ペアの定義についてを参照してください。 - 次のいずれかの方法でプロファイルのメンバーシップを指定します。
- データベース ユーザーの作業の一環として、各ユーザーにプロファイルを割り当てる。
- ユーザーの作成後、MODIFY PROFILE文を使ってメンバー ユーザーを含める
- クライアント ソフトウェアを閉じるか、データベース ユーザーの作業に進みます。
参照情報
トピック | 詳細に関するリソース |
---|---|
CREATE PROFILE文の構文とオプション | Teradata Vantage™ - SQLデータ定義言語-構文規則および例、B035-1144 |
領域のモニタリングと再配置に関する情報 | 領域の管理: 操作DBA |
グローバル一時テーブル | Teradata Vantage™ - データベースの設計、B035-1094 |
パスワード制御オプション | Teradata Vantage™ - Advanced SQL Engineセキュリティ管理ガイド、B035-1100 |