ユーザー グループへの権限付与の例
次のリクエストは、ユーザー グループに権限を与えます。この例では、financeというデータベースの下に作成されたすべてのユーザーに、departmentデータベースの下にあるpersonnelテーブルからデータをSELECTする権限を与えます。
GRANT SELECT ON personnel.department TO ALL finance;
任意のオブジェクトに対するSELECTの付与の例
次の文で、ユーザーMoffitは、personnelデータベースのすべてのオブジェクトから情報を検索できるようになります。
GRANT SELECT ON personnel TO moffit;
テーブルの列に対するSELECTの付与の例
この例では、personnelデータベースにあるdepartmentという名前のテーブルのcolumn_1のみに対するSELECT権限を、ユーザーMoffitに付与します。
GRANT SELECT (column_1) ON personnel.department TO moffit;
任意のオブジェクトに対するSELECT、INSERT、UPDATE、およびDELETEの付与の例
次の文で、ユーザーPetersonは、personnelデータベース内のすべてのオブジェクトに対する選択、挿入、更新、および削除が実行できるようになります。
GRANT SELECT, INSERT, UPDATE, DELETE ON personnel TO peterson;
データベースに対するUSER権限の付与の例
次の文を使用すると、ユーザーPhanはpersonnelデータベース領域内でユーザーを作成できますが、自身が作成するものを除いてpersonnelデータベース内のユーザーを削除または変更することはできません。
GRANT USER ON personnel TO phan;
トリガーに関連した権限付与の例
次のリクエストは、データベースTrigUser内の任意のテーブルに対するCREATE TRIGGERおよびDROP TRIGGER権限をユーザーTrigDBに付与します。
GRANT CREATE TRIGGER, DROP TRIGGER ON TrigDB TO TrigUser;
次のリクエストは、対象となる TrigDBに対するCREATE TRIGGERおよびDROP TRIGGER権限をユーザーTrigUserに付与します。
GRANT CREATE TRIGGER, DROP TRIGGER ON TrigTable TO TrigUser;
CREATE TRIGGERとDROP TRIGGERの両方を意味する短縮形のTRIGGERを使用して、前のリクエストと同じ権限を付与することもできます。
例えば、次のようになります。
GRANT TRIGGER ON TrigDB TO TrigUser; GRANT TRIGGER ON TrigTable TO TrigUser;
外部関数に対する権限付与の例
以下のGRANTリクエストは、それぞれ以下の権限を付与します。
- 特定の外部関数find_textに対するALTER FUNCTIONをユーザーuser_dbaとuser_in_houseに付与。
- SYSLIBデータベース内のすべての外部UDFに対するALTER FUNCTIONをuser_dbaに付与。
- データベースdocument_dbに対するCREATE FUNCTIONをuser_dbaに付与。
- オーバーロード関数text_processに対するEXECUTE FUNCTIONをユーザーsammyに付与。
GRANT ALTER FUNCTION ON SPECIFIC FUNCTION find_text TO user_dba, user_in_house; GRANT ALTER FUNCTION ON syslib TO user_dba; GRANT CREATE FUNCTION ON document_db TO user_dba, user_in_house; GRANT EXECUTE ON FUNCTION text_process(CHAR,CHAR,INTEGER) TO sammy;