高可用性構成はData Moverシステムの基本構成です。システムのプライマリ(指定アクティブ)コンポーネントが使用できなくなっても、高可用性構成によりセカンダリ(指定スタンバイ)システムでシステムが機能し続けます。
高可用性構成は、SSH接続を介してアクティブに実行されているコンポーネントおよびサービスを監視するモニタリング サービスに依存します。指定アクティブ サービスのいずれかが実行を停止すると、まずフェールオーバー モニターがサービスを救援しようと試みます。救援に失敗した場合は、フェールオーバー シーケンスが指定アクティブ コンポーネントの引き継ぎを指定スタンバイ コンポーネントに許可するプロセスを開始します。
以下のモニタリング サービス要件は、高可用性環境に適用されます。
- アクティブ コンポーネントおよびスタンバイ コンポーネント上のデーモン、エージェント、Data Mover REST、ActiveMQ、および同期モニター サービスは、ユーザーdmuserを使用して実行されます。
- dmuser以外のユーザーがこれらのサービスを実行するように設定されている場合は、モニタリング サービスを使用してData Moverコンポーネントを監視することはできません。
- バンドルされたDSAサービスは、ユーザーdscuserで実行する必要があります。