HOST
CHARSET_COLL照合は、現在のクライアント文字セットに基づいてBINARYの順序付けを実行します。文字列は、バイト単位で比較されます。
他方より短い比較文字列には、比較が行なわれる前に文字データ型に対して定義されている埋め込み文字が埋め込まれます。
比較が大文字と小文字を区別して実行されない場合、以下のプロセスが発生します。
- 小文字がそれぞれの大文字に対応付けられます。
- 文字列が比較されます。
文字列 | 結果 |
---|---|
同一 | 等価リレーションが保持します。 |
同一ではない | 等しくない最初のバイトのペアが照合順序を決定します。 |
文字列比較に現在のクライアント文字セット外の1つ以上の文字が関与する場合、以下の動作が発生します。
- 文字列が比較されます。
- 文字はチェックされ、現在のクライアント文字セットのレパートリー内にそれらがすべてあるかどうかが決定されます。
比較された文字列とクライアント文字セットとの関係 | 結果 |
---|---|
両方以下にある | クライアント使用形式の2つの文字のBINARY順は、2つの文字列の順になります。 |
1つは以下にない | 文字セットのエラー文字はその文字の照合ポイントとして使用されます。 |
どちらも以下にない | UNICODE使用形式の文字のBINARYの順序付け(必要に応じて大文字と小文字が区別されない、または大文字と小文字が区別される)は、2つの文字列の順序付けになります。 |
CHARSET_COLL文字列は、以下のように文字データ型の動作別にソートします。
文字データ型 | CHARSET_COLL照合による文字の整列 |
---|---|
Kanji1 | 現在の文字セットに基づく1バイト文字。 内部値に基づくマルチバイト文字。 KANJI1文字データ型には、1バイトとマルチバイトの混合文字セットを含めることができます。 KANJI1の1バイト文字は使用形式に変換されます。 KANJI1のマルチバイト文字は変換されません。 |
KanjiEBCDIC KanjiShift-JIS | クライアントでのソートがBINARYとして順序付けられます。 |
KanjiEUC | KanjiフェーズI ASCII照合として。 クライアントでのBINARYソートとの違いは、JIS X 0208文字がJIS X 0212文字の後ではなく前にソートすることです。 |
ユーザー定義がすでに存在しており、それを変更する場合、CREATE USER (CREATE USERを参照)またはMODIFY USER (MODIFY USER)でCHARSET_COLLをデフォルトのユーザー照合として指定することができます。
SET SESSION COLLATION CHARSET_COLLは、呼び出されるセッションの期間に対するそのようなユーザーのデフォルト定義を上書きします。