1つ以上の行をテーブルから削除します。
DELETE文には4つの形式があります。
- 基本 - 1つ以上の行をテーブルから削除します。基本形式のDELETEはANSI準拠であり、1つのテーブルを参照するすべての削除文か、または条件内のサブクエリーによってのみ削除されるテーブル以外のテーブルを参照するすべての削除文に対して使用しなければなりません。
- 結合条件 - WHERE条件がテーブル内(行を削除するもの以外)の列を直接参照するときに、テーブルから行を削除します。つまり、WHERE条件に派生テーブルのsubqueryまたは参照が組み込まれている場合です。
複数のテーブルを直接参照する条件がリクエストにより指定されている場合に、この形式を使用します。
- 定位置 - 埋め込みSQLアプリケーションから呼び出します。詳細については、Teradata Vantage™ - SQLストアド プロシージャおよび埋め込みSQL、B035-1148を参照してください。
- テンポラル。テンポラル テーブルと互換性がある構文については、<Teradata Vantage™ - ANSIテンポラル テーブル サポート、B035-1186>と<Teradata Vantage™ - テンポラル テーブル サポート、B035-1182>を参照してください。
以下も参照してください。
- Teradata Vantage™ - SQLストアド プロシージャおよび埋め込みSQL、B035-1148のDELETE(定位置形式)。
- Teradata Vantage™ - テンポラル テーブル サポート、B035-1182のDELETE (テンポラル形式)。
- Teradata Vantage™ - ANSIテンポラル テーブル サポート、B035-1186のDELETE(ANSI System-Time形式)。
- Teradata Vantage™ - ANSIテンポラル テーブル サポート、B035-1186のDELETE(ANSI Valid-Time形式)。
- Teradata Vantage™ - ANSIテンポラル テーブル サポート、B035-1186のDELETE(ANSI二重テンポラル テーブル形式)。
ANSI準拠
基本形式のDELETEは、ANSI SQL:2011に準拠しており、さらに機能が拡張されています。
結合条件形式のDELETEは、ANSI SQL:2011規格に対するTeradata拡張機能です。
必要な権限
そのテーブルに対するDELETE権限を持っていなければなりません。
DELETE文がWHERE条件を指定する場合、参照されるすべてのテーブルおよびビューに対するSELECT権限も持っていなければなりません。
ビューでデータを削除するための権限を付与する場合には、注意が必要です。ユーザーに見えないフィールド内のデータも、ビューで行が削除されるときに削除される場合があります。