各種のテーブル デモグラフィックの見積もりを収集し、後で分析できるようにデータをユーザー定義のQCDデータベースのDataDemographicsテーブルに書き込みます。
インデックス分析の詳細は、以下を参照してください。
- COLLECT STATISTICS(QCD形式)
- INITIATE INDEX ANALYSIS
- INSERT EXPLAIN
- RESTART INDEX ANALYSIS
- Teradata Vantage™ - SQLリクエストおよびトランザクション処理、B035-1142
ANSI準拠
COLLECT DEMOGRAPHICSは、ANSI SQL:2011規格のTeradata拡張機能です。
必要な権限
COLLECT DEMOGRAPHICSを実行するには、以下のすべての権限を持っていなければなりません。
- DataDemographicsのQCD_nameテーブルに対するDELETE。
- DataDemographicsのQCD_nameテーブルに対するINSERT、またはQCD_nameデータベースに対するINSERT。
- 指定されたテーブルまたは収容データベースまたはユーザーに対するSELECT。
収集されるデモグラフィック
COLLECT DEMOGRAPHICSは、以下の指定された各テーブルの情報を判別し、指定されたクエリー キャプチャ データベースのDataDemographicsテーブルに書き込みます。
- サブテーブル タイプ
- サブテーブルID
- 見積もり済みの基数
- 見積もり済みの行の平均長
- 各種のシステム関連情報
1行の情報は、リクエストの実行時にオンラインになっているAMPごとに、指定されたQCDの適切なDataDemographicsサブテーブルに収集されます。
COLLECT DEMOGRAPHICSは、QCDテーブルのTableStatisticsについて情報をキャプチャすることはありません。TableStatisticsは、INSERT EXPLAIN WITH STATISTICSまたはCOLLECT STATISTICS(QCD形式)リクエストを実行することによって呼び出される統計値の収集期間中にのみ使用されます。
詳細は、<Teradata Vantage™ - SQLリクエストおよびトランザクション処理、B035-1142>を参照してください。
INSERT EXPLAIN WITH STATISTICS AND DEMOGRAPHICSとの関係
COLLECT DEMOGRAPHICSとINSERT EXPLAIN WITH STATISTICS AND DEMOGRAPHICSで検索される情報は同じです。主な違いは以下のとおりです。
- INSERT EXPLAIN WITH STATISTICS AND DEMOGRAPHICSはSQL問合わせを使用して情報を収集するのに対し、COLLECT DEMOGRAPHICSは情報を直接取得します。
- INSERT EXPLAIN WITH STATISTICS AND DEMOGRAPHICSによってキャプチャされるデモグラフィックは、関連した問合わせ計画を削除すると自動的に削除されます。
COLLECT DEMOGRAPHICSによってキャプチャされるデモグラフィックは、対象となるテーブルに対する関連したDROPアクションを実行しても削除されないので、明示的に削除する必要があります。
マクロでサポートされないCOLLECT DEMOGRAPHICS
COLLECT DEMOGRAPHICSリクエストを、マクロから指定してはいけません。COLLECT DEMOGRAPHICSリクエストが含まれるマクロを実行すると、そのリクエストはデータベースによってアボートされ、エラーが返されます。