エラー テーブルに対するMARK/IGNOREオプション - Parallel Transporter

Teradata® Parallel Transporter ユーザー ガイド

Product
Parallel Transporter
Release Number
16.20
Published
2019年9月
Language
日本語
Last Update
2020-01-29
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ja-JP/uah1527114222342.ditamap
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B035-2445
Product Category
Teradata Tools and Utilities

StreamオペレータとUpdateオペレータでは、ジョブの実行中に生成された様々なエラーをマーク(MARK)または無視(IGNORE)することができます。 IGNOREと指定されたエラー タイプの行は無視されます。 MARKと指定されたエラー タイプの行は、エラー テーブルに保持されます。

Updateオペレータの場合は、MARKと指定された行がErrorTable2(適用エラー テーブル)だけに表示されます。 Streamオペレータではエラー テーブルが1つしかないので、MARKと指定された行はこのエラー テーブルに表示されます。

StreamオペレータとUpdateオペレータ

  • DUPLICATE ROWS (挿入操作と更新操作の両方)
  • DUPLICATE INSERT ROWS (挿入操作)
  • DUPLICATE UPDATE ROWS (更新操作)
  • MISSING ROWS (更新操作と削除操作の両方)
  • MISSING UPDATE ROWS (更新操作)
  • MISSING DELETE ROWS (削除操作)

Streamオペレータのみ

  • EXTRA ROWS (更新操作と削除操作の両方) [デフォルト]
  • EXTRA UPDATE ROWS (更新操作)
  • EXTRA DELETE ROWS (削除操作)

APPLY文内のINSERT文、UPDATE文、またはDELETE文の直後に、MARKまたはIGNOREを入力し、さらに対象となる行タイプを上記の一覧の中から入力します。 MARKと指定された項目は、エラー テーブルに追加されます。

APPLY文にどちらのオプションも指定しない場合は、デフォルトでMARKが指定されます。

詳細については、<Teradata Parallel Transporterリファレンス、B035-2436>の「APPLY文」を参照してください。

方策

特定のエラー タイプをマークするか無視するかを決定する際には、以下の点を考慮してください。

  • ジョブで検出された個々の重複行、欠落行、または余剰行に関する情報が必要である場合は、MARKを使用して対象の行をエラー テーブルに送信します。
  • 行データを保存してエラー テーブルに格納すると、Teradata PTジョブの全体的なパフォーマンスが若干低下することがあります。 ジョブのパフォーマンスが重視され、かつデータに重複行、欠落行、または余剰行が高い割合で含まれている可能性があるときは、これらの行を無視することを推奨します。
  • ジョブ パフォーマンスの多少の低下が問題にならない場合でも、MARKを使用して重複行、欠落行、または余剰行をすべて保存すると、エラー テーブルが無秩序な状態になり、判読が困難になるおそれがあります。
  • MARKとIGNOREの最適な使い分けを判断するには、事前に何度かジョブを実行する必要があります。