方策2 - Parallel Transporter

Teradata® Parallel Transporter ユーザー ガイド

Product
Parallel Transporter
Release Number
16.20
Published
2019年9月
Language
日本語
Last Update
2020-01-29
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B035-2445
Product Category
Teradata Tools and Utilities

各オペレータ(プロデューサおよびコンシューマ)のインスタンスを4つ使用して、使用可能なAMP数かジョブに割り当てるセッション数に等しいMaxSessionsから始めます。

  1. ジョブを実行し、出力を調べます。
    • ジョブの完了にかかった時間は?
    • Consumerオペレータのインスタンスはいくつ使用されたか?
    • 各 Consumerオペレータ インスタンスで処理された行数は?リソースの無駄なく、バランス化をはかることが目的です。
  2. 結果に応じて調整を行ないます。
    • ジョブが Consumerオペレータのインスタンスをすべて使用していない場合:

      インスタンスの数を減らして、未使用のインスタンスをなくします。

      プロデューサ インスタンスの数を1つ減らします。 極端な変更は避けてください。極端な変更を行なうと、最適数の判断が難しくなります。

    • ジョブが Consumerオペレータのインスタンスをすべて使用しており、作業負荷が分散している場合は、 Consumerオペレータのインスタンス数を増やしてみます。
    • ジョブが Consumerオペレータのインスタンスをすべて使用しているにもかかわらず、作業負荷が分散していない場合は、Producerオペレータのインスタンス数を増やしてみます。
  3. ジョブを再び実行し、出力を比較します。
    • ジョブの実行は速くなったか? 高速化が最終的なゴールです!
    • 使用された Consumerオペレータ インスタンスの数に変化はあったか?
    • Consumerオペレータ インスタンスのデータの分散に変化はあったか?
  4. プロデューサおよびコンシューマのインスタンス数を最適化するために処理を繰り返します。

最適なインスタンス数がわかったら、MaxSessionsの値を変更して効果があるかどうかを確認できます。

  1. MaxSessionsの値を下げます。 MaxSessionsは、オペレータのインスタンス数の倍数にして、インスタンス間で均等に分散されるようにするのが有効です。
  2. ジョブを再び実行し、出力を比較します。
    • ジョブの実行は速くなったか?
    • 使用された Consumerオペレータ インスタンスの数に変化はあったか?
    • Consumerオペレータ インスタンスのデータの分散に変化はあったか?
  3. 結果に応じて、元のMaxSessionsを使用するか、実験を続けるかを決めます。 使用しているインスタンス数を再び変えてみることもできます。