BITORはオーバーロード スカラー関数です。target_argパラメータのデータ型は、以下のいずれかになります。
- BYTEINT
- SMALLINT
- INTEGER
- BIGINT
- VARBYTE(n)
bit_mask_argパラメータのデータ型は、target_argパラメータのデータ型に応じて多様に変化します。次に示す入力の組み合わせ(target_arg, bit_mask_arg)が許容されています。
target_arg型 | bit_mask_arg型 |
---|---|
BYTEINT | BYTE(1) |
BYTEINT | BYTEINT |
SMALLINT | BYTE(2) |
SMALLINT | SMALLINT |
INTEGER | BYTE(4) |
INTEGER | INTEGER |
BIGINT | BYTE(8) |
BIGINT | BIGINT |
VARBYTE(n) | VARBYTE(n) |
VARBYTEの(n)に対する最大対応サイズは、8192バイトです。
この関数に渡す式は、上記に明示したデータ型と一致するか、UDFに適用される暗黙のデータ型変換ルールを使用して、上記のタイプに変換できる必要があります。例えば、BITOR(BYTEINT, INTEGER)は、暗黙的にBITOR(INTEGER,INTEGER)に変換できるため許容されます。
UDFの暗黙の型変換ルールは、Teradata Databaseで通常使用される暗黙の型変換ルールよりも制限されています。UDFの暗黙の変換ルールに従って上記に明示したデータ型のいずれかに変換できない引数がある場合は、その引数を明示的にキャストする必要があります。詳細については、<Teradata Vantage™ SQL外部ルーチン プログラミング、B035-1147>の互換データ型とオーバーロード関数のパラメータ型を参照してください。
いずれかの引数が、上記に明示したデータ型に変換できない場合は、実行依頼されたDML UDF式と一致する関数が存在しないことを示すエラーが返されます。
オーバーロード関数の詳細については、<Teradata Vantage™ SQL外部ルーチン プログラミング、B035-1147>の「関数名のオーバーロード」を参照してください。