ANSI準拠にして移植可能にするアプリケーションでは、 MAVG、CSUM、およびMSUMなどのTeradata固有の関数の使用は避けてください。
ANSI関数 | Teradata関数 | 関係 |
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AVG | MAVG | ROWS value PRECEDINGの集約グループを指定するAVGウィンドウ関数の形式は、Teradata固有の関数MAVGに相当するANSIの形式です。 ROWS value PRECEDING句は、現在行との移動合計の計算対象となる、現在行に先行する行の合計数を指定することに注意してください。集約グループ内の行の合計数はvalue + 1です。MAVG関数の場合の集約グループ内の行の合計数はwidthの値です。 AVGウィンドウ関数の場合、例えばROWS 5 PRECEDINGの集約グループを指定すると、移動平均の計算対象として、現在行とそれに先行する5つの行が使用されることになります。したがって、区分の6番目の行の移動平均は、行6、5、4、3、2、1 (つまり、全部で6行)が対象になります。 MAVG関数の場合、widthが5であれば、現在行とそれに先行する4つの行が移動平均の計算に使用されます。したがって、6番目の行の移動平均は、行6、5、4、3、2 (つまり、全部で5行)が対象になります。 |
SUM | CSUM MSUM |
新規アプリケーションを開発する場合は、ANSI準拠のSUMウィンドウ関数を使用するようにしてください。ANSI準拠にして移植可能にするアプリケーションでは、CSUMおよびMSUMの使用は避けてください。 ここでは、SUMウィンドウ関数と、Teradata固有の関数であるCSUM関数およびMSUM関数との関係について、それぞれ説明します。
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