Teradata TPumpは、JCL PARMなどのオプションの呼び出しパラメータを指定したRUN FILEコマンドで起動します。これらは、セミコロンで区切られ、セミコロンで終了する、Teradata TPumpサポート環境コマンドの文字列と解釈されます。
呼び出しの後に実行される最初の2つのコマンドは、LOGONとLOGTABLEでなければなりません。これらのコマンドは必須であり、1回しか実行できません。どちらのコマンドも、Teradata TPumpを呼び出すコマンド文字列で指定することができます。または、INPUTファイル内か、RUN FILEコマンドで呼び出されるファイル内に入れることもできます。LOGON、LOGTABLE、RUN FILEコマンドの前にコマンドを置くことはできません。
RUN FILEコマンドを使用してコマンドとTeradata SQL文の初期ソースを指定しなかった場合、Teradata TPumpは、デフォルトとしてSYSINなどの従来の制御入力ソースを使用します。
RUN FILEコマンドがパラメータ(PARM)入力内で検出されると、それによって指定されている入力ソースがSYSINよりも先に使われます。入力ソースがRUN FILEまたはSYSINのどちらで指定されても、LOGOFFコマンド、制御入力の終わり、または終了エラーのいずれかが検出されるまで処理は続行されます。すべての入力を処理してもLOGOFFコマンドが検出されなかった場合や、エラーが原因でプログラムが終了した場合は、Teradata TPumpは自動的にLOGOFF機能を実行します。
LOGONコマンドは、Teradata TPumpが処理に使用するTeradata SQLセッションを確立します。LOGTABLEコマンドは、障害が起きた場合の再始動ログとして使用されるテーブルを指定します。特に指定しない限り、このテーブルは、デフォルト データベース内に置かれます。
再始動ログ テーブルの入っているデータベースに対しては、CREATE TABLE、INSERT、UPDATE、およびSELECT権限が必要です。
Teradata TPumpタスクの開始前に、Teradata TPumpのTeradata SQL処理機能で処理される準備用の文が実行されなければなりません。準備用の文としては、必要なDATABASE文とCREATE TABLE文を指定します。この時点で、BEGIN LOADコマンドによってTeradata TPumpタスクが開始されます。