このジョブの作成に使用されるソース オブジェクトがジョブの実行時に存在しない場合、ジョブは実行に失敗します。欠落しているソース オブジェクトを無視する機能を使用すると、ソース オブジェクトの欠落によってジョブが失敗することはありません。この機能には次の制限があります。
- 新しいジョブを作成するとき、または既存のジョブを編集するときは、すべてのソース オブジェクトが存在したままであることが必要です。この制限は、create、move、editの各コマンドに適用されます。
- save_changesオプションでパラメータ化された開始コマンドを使用する場合は、すべてのソース オブジェクトが存在したままであることが必要です。
- この機能は、完全なデータベース コピーでコピーされているデータベース内のオブジェクトには適用されません。そのシナリオでは、欠落しているソース オブジェクトはこの設定に関係なく無視されます。
- この機能は、停止しているジョブ ステップ オプションを使用するジョブには適用されません。停止しているジョブ ステップ オプションを使用するジョブは、ソース オブジェクトが欠落している場合でも失敗します。このシナリオでは、editコマンドを使用して欠落しているソース オブジェクトをジョブから削除します。
- update job stepsコマンドを実行して停止しているジョブ ステップを使用するジョブを更新するには、すべてのソース オブジェクトが存在する必要があります。
この機能を有効にするには、configuration.xmlで次のプロパティ値を「TRUE」に変更します。
<property> <key>ignore.missing.source.objects</key> <value>TRUE</value> <description>目的: 何らかのソース オブジェクトが欠落している場合に、停止していないジョブを失敗させるかどうかを定義します。このプロパティは停止していないジョブにのみ適用され、欠落しているオブジェクトはデータベース全体の移動には含まれません。デフォルト値はfalseで、既存の動作を保持します。
</description> </property>