接続文字列ポインタ - Call-Level Interface Version 2

Teradata® Call-Level Interfaceバージョン2 リファレンス - ワークステーション接続システム - 17.20

Product
Call-Level Interface Version 2
Release Number
17.20
Published
2022年10月10日
Language
日本語
Last Update
2022-11-21
dita:mapPath
ja-JP/zws1641280432166.ditamap
dita:ditavalPath
ja-JP/obe1474387269547.ditaval
dita:id
B035-2418
Product Category
Teradata Tools and Utilities

使用方法に関する注意

接続文字列ポインタは、セッション用の接続文字列のアドレスを指定します。

言語 変数名
COBOL: DBCAREA-CONNECT-PTR
C: DBCAREA.H connect_ptr
ルーチン 動作
DBCHINI: 書き込み
DBCHCL: 読み取り(CON)
使用者 動作
アプリケーション プログラム 書き込み
Connect関数のDBCHCLを呼び出す前に、アプリケーションで接続文字列を作成し、そのアドレスをConnection String Pointerに入れなければなりません。接続文字列の形式は、次のとおりです。
“attribute1=value1;attribute2=value2;…;attributeN=valueN”
有効な接続文字列の形式に適用される規則は、次のとおりです。
  • 接続文字列は、セミコロンの区切り記号文字で区切られた、属性=値ペアの英数字の文字列で構成される。
  • 接続文字列は、ログオン文字列と同じセッション文字セットとエンコーディングをサポートする。
  • 属性名は大文字と小文字を区別しない。属性値は大文字と小文字を区別する。
  • ある属性が接続文字列内に複数回出現する場合は、最後のインスタンスが優先される。
  • 引用符は二重引用符(")。
  • 属性名の先頭および末尾のスペースはトリミングされる。
  • 引用符で囲まれていない値の先頭および末尾のスペースはトリミングされる。引用符で囲まれた値の外側の先頭および末尾のスペースは、トリミングされる。
  • 値に値の一部としてスペースが含まれている場合、その値は引用符で囲む必要がある。
  • 埋め込み二重引用符(値の最初または最後以外の文字が二重引用符の場合など)は許可される。そのような値を引用符で囲む必要はない。以下に例を示す。
    attribute value: abc”def	connection string: attribute=abc”def
  • 値の最初または最後の文字として二重引用符が使われている場合、値全体を二重引用符で囲み、埋め込み二重引用符をエスケープするため、二重引用符をもう1つ入力する必要がある。以下に例を示す。
    attribute value: “abcdef	connection string: attribute=”””abcdef”

接続文字列は、次の属性をサポートします。

属性 説明
sslmode TLSセキュリティ モード。デフォルト値はallow。詳細については、TLSを使用して接続を保護する方法を参照。

有効な値: disable、allow、prefer、require、verify-ca、verify-full

sslca 信頼できるSSL CA証明書のリストが含まれたPEM形式のファイルのフル パス。詳細については、TLSを使用して接続を保護する方法を参照。

有効な値: オペレーティング システムのファイル パス

sslcapath PEM形式の信頼できるSSL CA証明書が含まれたディレクトリのフル パス。詳細については、TLSを使用して接続を保護する方法を参照。

有効な値: オペレーティング システムのディレクトリ パス

tdmstport 非TLSポート番号。デフォルト値は1025。

有効な値: 有効な整数のポート番号

tdmsttlsport TLSポート番号。デフォルト値は443。

有効な値: 有効な整数のポート番号

httpsport tdmsttlsportと同じ
sslprotocol TLSプロトコル バージョン。デフォルト値は"TLS1_2"。sslprotocolの詳細については、TLSを使用して接続を保護する方法を参照。

有効な値: TLS1_2

接続文字列の例

sslmode=require
sslmode=prefer;tdmstport=10250;tdmsttlsport=4430
sslmode=verify-full;sslca=/home/user/”My Certificates”