アプリケーションは、すべての要求に1つのDBCAREAを使用するか、それぞれの要求に別個のDBCAREAを使用するか、またはこれらを任意に組み合わせて使用できます。 この選択は、複数セッションでも、複数要求の場合でも可能です。
| アプリケーションの状況 | 実行可能な操作 |
|---|---|
| 領域の制限に達した | 1つのDBCAREAを再利用します。その場合には、Output Request IDをコピーして保存し、同じTeradata SQLリクエストに対してFetch、Rewind、またはCancelを行なうときにOutput Request IDを置き換える必要があります。 処理オプション、バッファ アドレス、バッファ サイズなどの他のフィールドが要求ごとに変わる場合には、前の情報を保存し、置き換える必要があります。 保存する情報はDBCAREA全体よりもはるかに少ないので、アプリケーションでは、呼び出しのたびにこれらのフィールドのアンロードと再ロードの手間を必要とするだけで、かなりの空間を節約できます。 |
| 複数のDBCAREA用に領域を確保できる | 並行要求ごとに1つのDBCAREAを割り当てます。 余分なDBCAREAの空間が必要になる場合は、アプリケーションによって処理時間を節約できます。 |
| 多重スレッド | スレッドごとに1つのDBCAREAを割り当てます。これは一般に、多重スレッドを使用しているときの要件です。多重スレッドでDBCAREAを共有すると、DBCAREAに対して同時に更新が行なわれ、セッションの結果が混合されるからです。 |