非同期の接続 - Call-Level Interface Version 2

Teradata® Call-Level Interfaceバージョン2 リファレンス - ワークステーション接続システム - 17.20

Product
Call-Level Interface Version 2
Release Number
17.20
Published
2022年10月10日
Language
日本語
Last Update
2022-11-21
dita:mapPath
ja-JP/zws1641280432166.ditamap
dita:ditavalPath
ja-JP/obe1474387269547.ditaval
dita:id
B035-2418
Product Category
Teradata Tools and Utilities

すべてのクライアントで非同期にログオンできます。 例えば、DBFFET関数のDBCHCLを呼び出す前に、DBFCON関数のDBCHCLを複数回呼び出すことができます。

前にも述べたように、接続に関連する取り出しに対してWait For ResponseをNに設定する場合は、接続の初期設定時に設定を行なわなければなりません。 Wait For Responseは、取り出し時には読み取られません。

接続が初期設定されたあとでは、アプリケーションで、以下の処理のどれかを行なうことができます。
  • Wait For ResponseをYに設定してDBFFET関数のDBCHCLを呼び出します。その結果、DBCHCLはセッションの明示的な接続リクエストが完了するまで待ちます。
  • DBCHWAT(接続リクエストが完了したときにそのリクエストのセッション識別子を返す)を呼び出したあとで、完了したセッションに対してDBFFET関数のDBCHCLを呼び出します。
  • Wait For ResponseをNに設定して、接続リクエストが完了するまで、DBFFET関数のDBCHCLを繰り返して呼び出します。

DBFCON関数のDBCHCLの呼び出しによってゼロ以外の戻りコードが生じた場合には、接続の処理は失敗しており、その戻りコードの値が理由を示します。 しかし、内部のデータ構造体の割り当ては、解除されていません。 アプリケーション プログラム側で、DBFDSC関数のDBCHCLを呼び出して、存在しないセッション用のCLI内部構造体の割り当てを解除する必要があります。 DBFCON関数のOutput Session Idの値を、DBFDSC関数のInput Session Idとして与えます。

使用するデータベース コンピュータは、ログオン文字列で指定します。 使用するサービスは、実行文字列で指定します。

接続処理の初期設定のあとでDBCHCLから制御がアプリケーション プログラムに戻ると、接続処理の初期状態の値(Output Session Id、Output Request Idを含む)がDBCAREAに与えられます。接続処理に関連付けられた最初の取り出しのあとでDBCHCLから制御がアプリケーション プログラムに戻ると、接続処理の最終状態の値(Output DBCpath、Output Host Id、およびOutput DBCSessionIdを含む)がDBCAREAに与えられます。