DBFRSUP - Call-Level Interface Version 2

Teradata® Call-Level Interfaceバージョン2 リファレンス - ワークステーション接続システム - 17.20

Product
Call-Level Interface Version 2
Release Number
17.20
Published
2022年10月10日
Language
日本語
Last Update
2022-11-21
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B035-2418
Product Category
Teradata Tools and Utilities

DBFRSUPは、DBCHCLのRun Startup関数です。

DBFRSUPは、データベースにリクエストを送信し、データベースに格納されているStartup Requestを実行します。

どのように機能するか

この始動リクエストは、STARTUP句を含むCREATE USER文またはMODIFY USER文によってデータベースに格納されたTeradata SQLリクエストです。

DBFRSUPは、次の機能を実行します。
  • セッションが活動状態であれば、活動状態のリクエストが完了するまで待ちます。
  • 前のリクエストがCONで、その処理が成功していない場合は、エラー メッセージ「unable to initiate because session is not logged on(セッションにログオンしていないため、開始できません)」が表示されます。
    この戻りエラーを受け取った場合には、アプリケーションでDBFDSCを呼び出さなければなりません。
  • アプリケーションでオプションの更新を要求していた場合には、オプションの設定/検証ロジックを実行します。
  • リクエスト バッファの大きさが十分なことを確かめます。
    • 次のように、リクエスト バッファ内にリクエストを作成します。
    • Response Modeの設定値に基づいてレコード モード、フィールド モード、または標識モードのどれかでリクエスト パーセルを作成します。
    • Using Presence Bitsの設定値に基づいてレコード モードまたは標識モードのどちらかで入力データ パーセルを作成します。
    • (Keep Responseの設定値に基づいて)RespパーセルまたはKeepRespパーセルを作成します。
次に、DBFRSUPはリクエストをMTDPに送信します。
  • 処理に成功しなければ、クリーンアップして、アプリケーションに戻ります。
  • Open Requestなどを設定して、呼び出し側に戻ります。

始動リクエストの実行依頼

始動リクエストを実行依頼するためには、以下の順序で操作します。
  1. DBFRSUP関数のDBCHCLを呼び出します。
  2. その戻りコードがゼロであることを確認します。

ゼロの戻りコードは、Teradata SQLリクエストが成功したことを意味しません。リクエストがデータベースに送られた(初期状態が正常である)ことを意味します。クライアントでリクエストの処理に成功した場合には、データベースはそのリクエストを処理し、Teradata SQL応答の最初の部分(1バッファ分)をクライアントに送ります。リクエストの処理に成功したことを検証するためには、DBFFET関数のDBCHCLを呼び出し、応答ストリームの最初のパーセルがErrorパーセルまたはFailureパーセルではないことを確かめます。

成功する始動リクエスト操作

正常な始動の実行を行なうためには、以下に示す順序で操作します。
  1. DBFRSUP関数のDBCHCLを呼び出します。
  2. その戻りコードがゼロであることを確認します。
  3. DBFERQ関数のDBCHCLを呼び出します。
  4. その戻りコードがゼロであることを確認します。

応答が「消費」されるか不要になるまでの手順については、DBFFETを参照してください(巻き戻しが必要な場合は、DBFREWDBFFETを参照してください)。

アプリケーション プログラムで、最初にDBFCON関数のDBCHCLを呼び出さずにDBFRSUP関数のDBCHCLを呼び出した場合には、DBCHCLは戻りコード"first do a connect(最初に接続してください)"(NO SESSION 304)を返します。

DBFRSUP関数のDBCHCLの呼び出しによってゼロ以外の戻りコードが生じた場合には、始動の実行の処理は失敗しており、その戻りコードの値が理由を示します。 存在していないリクエスト用のCLI内部構造体は、DBFERQ関数のDBCHCLを呼び出すことによって割り当てを解除することができます(解除しなければなりません)。 DBFRSUP関数のOutput Request Idの値を、DBFERQ関数のInput Request Idとして与えます。

始動リクエストにUSING句を含むことはできません。 したがって、Use Presence Bitsの値が読み取られて格納されます。ただし、使用されません。

インターフェース

DBFRSUPインターフェースは、次のとおりです。

関数: DBFRSUP - RunStartUp
目的: DBFRSUPの実行
パラメータ: