このセクションでは、各種のルーチンとルーチンを使用する場合について説明します。
INMODルーチン
INMODという用語は、input modificationルーチンの略語です。これはユーザー出口ルーチンであり、Teradata FastLoadや他のロード/エクスポート ユーティリティは、このルーチンを呼び出すことにより、データベースに送信する前の入力レコードに対して、強化された処理機能を実行することができます。
DEFINEコマンドでINMODルーチンを指定すると、Teradata FastLoadがデータベース上のTeradata FastLoad表にロードする入力データ レコードを提供するのは、データ ソースではなく、指定されたルーチンになります。
INMODルーチンを使用して、次のタスクを実行します。
- データ レコードをデータベースに渡す前に選択および検査する。
- データ レコードをデータベースに渡す前にレコード内のフィールドを変換する。
- IMSやTOTALなど、異なるデータベース システムのデータ セットから直接データを読み取って、統合されたデータ レコードを作成して、中間のテープやディスク データ セットを使用せずにデータベースに渡す。
通知出口ルーチン
通知出口ルーチンは、Teradata FastLoadジョブの実行中に特定のイベントが生じるたびに実行される事前定義のアクションを指定します。
通知出口ルーチンは、システム パフォーマンスの最適化のためにジョブのスケジュールが自動化されている環境や操作員不在の環境で特に役立ちます。
例えば、C言語で(CLIv2を使用せずに)出口ルーチンを作成し、NOTIFYコマンドを使用すれば、Teradata FastLoadジョブが成功したか失敗したか、ロードされたレコードの数、失敗したジョブの戻りコードなどの検出ルーチンを実行できます。