TENACITY | Usage Notes | Teradata FastLoad - 使用上の注意 - FastLoad

Teradata® FastLoad リファレンス - 17.20

Product
FastLoad
Release Number
17.20
Published
2022年10月10日
Language
日本語
Last Update
2022-11-21
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B035-2411
Product Category
Teradata Tools and Utilities

次の表に、TENACITYコマンドを使用する場合の考慮事項を記載します。

TENACITYの使用上の注意
対象 使用上の注意
機能 TENACITYコマンドによる指定は、SLEEPコマンドによる指定と組み合わせて、Teradata FastLoadのログオン試行を制御します。

Teradata FastLoadが新しいセッションのログオンを試みた場合に、データベースですでに最大数のロード セッションが実行されていると、Teradata FastLoadは次のような処置を実行します。

  1. ログオンされた新しいセッションをログオフする。
  2. デフォルトでは6分間、またはSLEEPコマンドで指定した時間だけ待機する。
  3. その後、再びデータベースにログオンする。

Teradata FastLoadは、必要なログオン セッション数を確保するか、あるいはTENACITYコマンドで指定された時間を超えるまで、この処理を繰り返します。

TENACITYコマンドとSLEEPコマンドの連携処理の詳細については、使用上の注意を参照してください。

TENACITY指定のユーティリティでのデフォルト値は「tenacityの指定なし」です。Teradata FastLoadのログオン操作でtenacity機能を有効にするには、Teradata FastLoad構成ファイルの項目、実行時パラメータ、またはTENACITYコマンドをTeradata FastLoadジョブ スクリプトで使用する必要があります。
コマンドの配置 コマンドの配置は、ログオン操作に影響します。TENACITYコマンドとSLEEPコマンドは、Teradata FastLoadジョブ スクリプト内のLOGONコマンドよりに置く必要があります。Teradata FastLoadでTENACITYまたはSLEEPコマンドがLOGONコマンドより後にあると、Teradata FastLoadはエラー メッセージを出して終了します。
コマンドの優先度 TENACITYおよびSLEEPコマンドによる指定は、Teradata FastLoad構成ファイル内でのTENACITYおよびSLEEPの指定よりも優先されます。

同様に、TENACITYコマンドとSLEEPコマンドの指定自体は、Teradata FastLoadの起動時に実行時パラメータとして実行された指定によってオーバーライドされます。

TENACITYおよびSLEEPの指定の優先順位は、高いものから順に、以下のとおりです。
  1. 実行時パラメータ
  2. Teradata FastLoadスクリプト コマンド
  3. Teradata FastLoad構成ファイルの指定
  4. デフォルト値のTeradata FastLoad