Vantageでは、クライアント セッションの文字セットがUTF-8またはUTF-16である場合、オブジェクト名でマルチバイト文字がサポートされます。オブジェクト名に使用する有効な文字のリストについては、Teradata Vantage™ - Analytics Database国際文字セット サポート, B035-1125を参照してください。Teradata MultiLoadスクリプトのオブジェクト名でマルチバイト文字が使用されている場合は、二重引用符で囲む必要があります。
マルチバイト文字セットは、次の表に示すように、一部のTeradata MultiLoadコマンドの操作、およびTeradata SQL文内のオブジェクト名に影響を与えます。
Teradata MultiLoadコマンド | 影響を受ける構成要素 | 影響 |
---|---|---|
ACCEPT | ユーティリティ変数 | ユーティリティ変数には、マルチバイト文字を使用できます。クライアントで、マルチバイト文字セットの名前が使用できない場合には、ファイル名に大文字の英字を使用する必要があります。 |
BEGIN MLOAD | テーブル名:
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ターゲット名、作業表名、およびエラー表名にはマルチバイト文字を使用できます。 BEGIN MLOADおよびBEGIN DELETE MLOADを参照してください。 |
DML LABEL | DMLのラベル名 | DML LABELコマンドのラベル名にはマルチバイト文字を使用できます。ラベル名は、IMPORTコマンドのAPPLY句で参照できます。 |
FIELD | フィールド名 | 指定するフィールド名には、マルチバイトの文字を含めることができます。 指定した名前は、他のFIELDコマンド内、NULLIFおよびフィールド連結式内や、IMPORTコマンドのAPPLY WHERE条件で参照できます。 FIELDコマンドには、NULLIF式を含めることもできます。この式でも、マルチバイト文字を使用できます。 |
FILLER | フィラー名 | FILLERコマンドに指定する名前にはマルチバイトの文字を含めることができます。 |
IF | IF条件 | IF文の条件式では、マルチバイトの文字列を比較できます。 IF、ELSE、およびENDIFを参照してください。 |
LAYOUT | レイアウト名 | レイアウト名では次のことが可能です。
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CONTINUEIF 条件 | CONTINUEIF条件では、マルチバイトの文字セットによる文字の比較が可能です。 | |
LOGON | ユーザー名およびパスワード | ユーザー名とパスワードにはマルチバイトの文字を含めることができます。 |
LOGTABLE | 表およびデータベースの名前 | 再始動のログ表名とデータベース名にはマルチバイトの文字を含められます。 |
SET | ユーティリティ変数 | ユーティリティ変数については次のことが可能です。
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TABLE | 表およびデータベースの名前 | TABLEコマンドで指定した表名(tableref、および表名が完全修飾されている場合にはデータベース名)には、マルチバイト文字を使用できます。 UTF-8およびUTF-16文字セットの使用中は、TABLEコマンドを使用しないでください。
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