ステータス コード - Parallel Data Pump

Teradata® Parallel Data Pumpリファレンス - 17.20

Product
Parallel Data Pump
Release Number
17.20
Published
2022年10月10日
Language
日本語
Last Update
2022-11-21
dita:mapPath
ja-JP/kpf1641281806652.ditamap
dita:ditavalPath
ja-JP/ovd1619195504008.ditaval
dita:id
B035-3021
Product Category
Teradata Tools and Utilities

ステータス コードは、情報を両方向に伝える32ビット符号付きバイナリ値です。

次の表に、Teradata TPumpからINMODへのインターフェースによって使用される8つのステータス コードの定義を示します。

Teradata TPumpからINMODへのインターフェースのステータス コード
説明
0 Teradata TPumpは、最初の呼び出しを行なっており、INMODルーチンからレコードが返されることを予期している。

この時点で、INMODルーチンはTeradata TPumpへデータ レコードを送る前の初期化タスクを実行する。

1 Teradata TPumpは、2回目以降の呼び出しを行なっており、INMODルーチンからレコードが返されることを予期している。
2 クライアント システムが再始動された。INMODルーチンは最後のチェックポイントに位置を変更する。Teradata TPumpはINMODルーチンからデータ レコードが返されることを予期していない。
クライアント システムが第1チェックポイントより前に再始動した場合、Teradata TPumpは再初期化のためにエントリ コード0を送る。コード3の後でINMODが供給する位置変更情報は、再始動ログ表から読み取られ、通常はデータ レコードのために使用されるバッファに返される。
3 チェックポイントが書き込まれた。INMODルーチンはチェックポイントの位置を記憶している。Teradata TPumpはINMODルーチンからデータ レコードが返されることを予期していない。

通常はデータを返すのに使用されるバッファにおいて、INMODは、このチェックポイントへ位置を変更するのに必要な任意の情報(最大100バイト)を返す。ユーティリティは、この情報を再始動ログ表に保存する。

4 データベースに障害がある。INMODルーチンは最後のチェックポイントに位置を変更する。Teradata TPumpはINMODルーチンからデータ レコードが返されることを予期していない。
  • データベースが第1チェックポイントより前に再始動した場合、Teradata TPumpはクリーンアップのためにエントリ コード5を送ってから、再初期化のためにエントリ コード0を送る。
  • Teradata TPumpは、コード3の後でINMODが供給した位置変更情報を再始動ログ表から読み取り、通常はデータ レコード用に使用されるバッファ内のINMODに返す。
5 Teradata TPumpジョブが終了した。INMODルーチンは必要な任意の終結タスクを実行する。
6 INMODは初期化し、レコード受領の準備をする。
7 INMODが次のレコードを利用できる。

次の表に、INMODからTeradata TPumpへのインターフェースによって使用される2つのステータス コードの説明を示します。

INMODからTeradata TPumpへのインターフェースのステータス コード
説明
0 読み取りコール(コード1)の本体部の値としてレコードが返されている。

読み取り以外のコールに関しては、値0は成功を示す。

ゼロ以外の値 INMODルーチンは読み取りコール(コード1)のファイルの終わりに位置する。読み取り以外のコールに関しては、0以外の値はTeradata TPumpを終了させる処理エラーを示す。

長さ

長さは、INMODルーチンがデータ レコードの長さをバイトで指定するために使用する32ビットのバイナリ値です。INMODルーチンでは、Length値に0を使用してファイルの終わりに達したことを示すことができます。

本体

本体は、INMODルーチンがデータ レコードを入れる領域です。データベースの最大レコード長は62K、正確には63,488バイトです。

順序番号

順序番号は、ソース順序番号のレコード カウンター部分を示す4バイトの整数です。

パラメータ リスト

2番目の32ビット アドレスのパラメータ リストは、以下のもので構成されます。
  • VARCHARの指定
  • 2バイトの長さの指定、m
  • Teradata TPumpが構文解析して提供したmバイトのparms文字列
データの損傷を避けるために、これらのプロトコルに従っていないINMODは、再始動コード2、3、4を検出した時点で終了するべきです。適切なTeradata TPump再始動操作をサポートするために、INMODルーチンは、ここで説明したとおりに、チェックポイント情報を保存および復元する必要があります。INMODがチェックポイント情報を別の方法で保存した場合は、その後の再始動/回復操作によってデータの損失や損傷が生じる可能性があります。