モニター インターフェース テーブル - Parallel Data Pump

Teradata® Parallel Data Pumpリファレンス - 17.20

Product
Parallel Data Pump
Release Number
17.20
Published
2022年10月10日
Language
日本語
Last Update
2022-11-21
dita:mapPath
ja-JP/kpf1641281806652.ditamap
dita:ditavalPath
ja-JP/ovd1619195504008.ditaval
dita:id
B035-3021
Product Category
Teradata Tools and Utilities

Teradata TPumpに付属のSQLスクリプトを使用して、モニター インターフェース テーブル(SysAdmin.TPumpStatusTbl)をデータベース内に作成します。このテーブルには、Teradata TPumpによってインポートに関する情報が保持されます。Teradata TPumpは、モニター インターフェース テーブルからコマンドを読み取り、テーブル内のステータスを更新します。

このテーブルはTeradata TPumpモニター機能を使用するために必要ですが、モニター機能を使用しない場合はオプションとなります。このテーブルが存在しない場合でも、Teradata TPumpがそれを知らせる警告メッセージを発行されるだけです。

このテーブルは保護する必要があるため、データベース管理者によって作成されます。

正しいセットアップを行なうためのSQLスクリプトtpumpar.csqlがTeradata TPumpインストール プログラムに備えられています。tpumpar.csqlスクリプトには、アクション要求が含まれています。

モニター インターフェース テーブルには、次の表のようなカラムが含まれます(将来の機能をサポートするための他のカラムもあります)。

モニター インターフェース テーブル
名前 タイプ
Import INTEGER 基本索引の一部。インポートの番号。(1つのTeradata TPumpジョブに複数のインポートがあることがあります。
InitStartDate DATE インポートの初期開始日付。
InitStartTime FLOAT インポートの初期開始時刻。
Complete CHAR(1) このインポートが完了した場合はYに設定します。複数のインポート処理があり得ます。
CurrStartDate DATE このインポートが最後に開始(再始動の場合もある)された日付。
CurrStartTime FLOAT このインポートが最後に開始(再始動の場合もある)された時刻。
LastUpdateDate DATE このインポートでテーブルが最後に更新された日付。
LastUpdateTime FLOAT このインポートでテーブルが最後に更新された時刻。
LogDB VARCHAR(32) 基本索引の一部。ログ テーブルデータベースの名前。
LogTable VARCHAR(32) 基本索引の一部。ログ テーブルの名前。
PeriodsDesired INTEGER 目的の周期を指定できるようにします。
PleaseAbort CHAR(1) アボートする場合は、Yに設定します。
RecordsErrored INTEGER データベースでエラーになったレコードの数。
RecordsOut INTEGER データベースに送られた文の数。
RecordsSkipped INTEGER 適用条件のためにスキップされたレコードの数。
RecordsRejcted INTEGER 無効なデータのために(ホスト上で)拒否されたレコードの数。
RecordsRead INTEGER 読み取られたレコードの数。
RequestAction CHAR(1) アクション要求を処理する前に、要求されたアクションが実行されることを示すメッセージがログに記録されます。以下のアクション要求が許可されています。
  • 空 – 操作なし
  • C - チェックポイントを取得し、ジョブを続行する
  • P - チェックポイントを取得し、後続のアクション要求が再開するまでジョブを一時停止するか終了する
  • R - ジョブを再開する
  • T – チェックポイントを取得し、rc = 8でジョブを終了する。ジョブは再開できる。
  • A – rc = 12でジョブを即時終了する。ジョブは再開できる。
RequestChange CHAR(1) Teradata TPumpに変更を適用する場合は、ユーザーがYに設定します。変更の適用後は、Teradata TPumpがNに設定します。
RestartCount INTEGER このインポートが再始動された回数。
StmtsDesired INTEGER 文の速度(StmtsUnLimitedがNの場合)
StmtsUnLimited CHAR(1) このインポートを文の速度制限なしで実行する場合はYに設定します。

Nの場合は、StmtsDesiredの文の速度を参照。

UserName VARCHAR(32) ジョブを実行するユーザーの名前。セキュリティのために使用。

セキュリティ上の配慮から、Teradata TPumpモニター インターフェース テーブルをセットアップするSQLスクリプトでは、TPumpStatusTblの他に一連のビューとマクロが設定されます。データベース管理者はこのテーブルに直接アクセスすることができます。この場合、ビューとマクロを使うようにします。これらは、セキュリティのために備えられていて、テーブルの正しい使用法を確保するためのものだからです。

データベース管理者によるアクションがとられない限り、通常のユーザーは各自のジョブの状況を更新することはできません。TPumpStatusTblへの制御付きの更新アクセス権を与えるには、次のようなコマンド1つで済みます。

“GRANT EXEC ON TPumpMacro TO _____;”

Teradata TPumpモニター用のマクロは、データベースTPumpMacroおよびSysAdminにあります。