Teradata TPumpコマンドの表記規則 - Parallel Data Pump

Teradata® Parallel Data Pumpリファレンス - 17.20

Product
Parallel Data Pump
Release Number
17.20
Published
2022年10月10日
Language
日本語
Last Update
2022-11-21
dita:mapPath
ja-JP/kpf1641281806652.ditamap
dita:ditavalPath
ja-JP/ovd1619195504008.ditaval
dita:id
B035-3021
Product Category
Teradata Tools and Utilities

Teradata TPumpの予約語

Teradata TPumpでサポートされるコマンドは予約語(またはキーワード)を使用しません。ただし、式を使用できる文脈での演算子は例外です。Teradata TPumpキーワードを変数名として使うことを禁じる正式な制約はありません。しかし、キーワードやTeradata SQL予約語を変数名として使うことは避けるべきです。演算子である語は使わないようにする必要があります。使用すると、あいまいな式になってしまうことがあります。

次の表に、Teradata TPumpの演算子を示します。

Teradata TPumpの演算子
コマンド
AND BETWEEN EQ
GE GT IN
IS LE LIKE
LT MOD NE
NOT NULL OR

Teradata SQLの予約語

Teradata TPumpは、Teradata TPumpのTeradata SQL文にリストされているTeradata SQLのサブセットをサポートしています。Teradata SQLのサブセットに含まれているのは、入力データの形式の予約語(キーワード)のいずれかで始まる文だけです。Teradata TPumpコマンドでは、リストされているTeradata SQL予約語の使用は避けてください。

条件式

このプログラミングの考慮事項セクションで説明されているいくつかのコマンドでは、条件式を使用します。条件式は、真と評価された場合は1という結果を戻し、偽と評価された場合は0という結果を戻します。

次の表に、Teradata TPumpの条件式を示します。

Teradata TPumpの条件式
コマンド
+ - / MOD NOT
|| IS NOT NULL IS NULL EQ  
= NE <> ^=  
NOT= ~= GE >=  
GT > LE <=  
LT < BETWEEN NOT BETWEEN  
AND OR IN NOT IN  

これらの条件式は、Teradata Vantage™ - SQL関数、式、および述部, B035-1145に説明されているものと類似していますが、次のような例外があります。

  1. 外部データ ソースからのレコードまたはユーティリティ変数において、参照ドキュメントでの条件式の列名は、このドキュメントのフィールド名と同等です。
  2. 条件式を構成する論理式において、LIKE演算子はサポートされていません。そのような式では、次に示す演算子だけがサポートされています。
    1. Teradata Vantage™ - SQL関数、式、および述部, B035-1145に記載されているすべての比較演算子。
    2. NOT IN演算子(2つの形式のうちの最初のものだけ)。
  3. 論理式を構成する算術式では、次の構成要素はサポートされていません。
    1. 指数演算子
    2. 集約演算子
    3. 算術関数

タスク コマンドの使用

BEGIN LOADコマンドは各タスクを開始し、最低限、ロードに関与するセッションの数を宣言する必要があります。

ログオン ユーザーは、テーブルに対する適切な権限が必要です。BEGIN LOADの開始時には、SELECT権限に加え、現在のタスクに指定されているDML文に応じて、INSERT、UPDATE、およびDELETE権限が必要になります。権限は標準のTeradata権限規則に沿っていなければなりません。必要な権限の種類は、適用されるDML文の種類によって異なります。Teradata TPumpタスクでは、ターゲット テーブルを所有しているか、アクセスが可能であることが必要です。DMLコマンドに応じて、ターゲット テーブルに対する追加の権限としてINSERT、UPDATE、またはDELETE権限も必要です。追加の権限については、この後のセクションで、文のタイプ別に説明します。文の種類に関係なく、エラー テーブルが置かれるデータベースに対するCREATE TABLE権限が必要になります。また、Teradata TPumpで再始動ログ テーブルを作成するためにも、CREATE TABLE権限が必要です。サポート環境用に指定されている再始動ログ テーブルがすでに存在する場合は、その テーブルに対するINSERTおよびUPDATE権限が必要です。

Teradata TPumpタスクでは、文とデータ レコードの複数の組み合わせが1つの行に作用することがあります。文とデータ レコードのいずれかの組み合わせを1つの行に適用してエラーになった場合、その組み合わせは適用されません。しかし、その組み合わせの前後にある、その同じ行または他の行に影響を与える組み合わせの中で、エラーを起こさないものは、すべて適用されます。

Teradata TPump" では、逐次化オプションを正しく使用して特定のターゲット テーブルの基本索引を指定することにより、特定の行に対する操作の順序を保証できます。serializeを使うと、特定の行セットに対する操作は、1つのセッションで順番どおりに実行されます。serializeを使わない場合、文は使用可能な最初のセッションで実行されるため、操作は順不同で実行されます。

serializeオプションが有効になっている場合、DML文またはホスト レコードのペアが特定のターゲット行に適用される順序は、完全に確定的です。それは、行がターゲット行に適用される順序についても同じです。操作は、データ ソースから読み取られた順序どおりに実行されます。複数の適用句がある場合は、最初の句から最後の句へという順序になります。

BEGIN LOADコマンドでのserializeオプションの使用に加えて、指定したフィールドの逐次化をオンにするSERIALIZEONキーワードを、DMLコマンドで指定することもできます。DMLコマンドでのSERIALIZEONキーワードの使用と、BEGIN LOADコマンドでのSERIALIZEキーワードの使用を、同時に行なうことができます。その場合、DMLレベルの逐次化によってBEGIN LOADレベルの逐次化が無視され、上書きされます。この場合、逐次化オプションを有効にしたDMLコマンドは、指定したフィールドで逐次化されます。

最初のIMPORT文で生成された操作は、2番目のIMPORTで生成された操作より前に実行されます。