地理空間列の統計を収集すると、Teradata Database Optimizerが最も効果的なアクセス プランおよび結合プランを生成する際に役立つデモグラフィック データの提供により、地理空間データを含むデータベースのパフォーマンスが向上します。地理空間データ列に適用されるCOLLECT STATISTICS文で使用する基本的な構文は、非地理空間データで使用するものと同じで、次に示す制限があります。
- 地理空間列では、COLLECT STATISTICS USINGオプションはサポートされていません。
- 地理空間列では、自動統計収集および自動統計管理はサポートされていません。
- 地理空間インデックスは常にNUSIであるため、UNIQUEキーワードを使用できません。
- 地理空間データでは、ALLおよびPARTITIONオプションはサポートされていません。
- 地理空間データでは、ORDER BY VALUES句およびORDER BY HASH句はサポートされていません。
- グローバル一時テーブルまたは揮発テーブルの地理空間列では統計を収集できません。したがって、地理空間データではTEMPORARYキーワードがサポートされていません。
- 地理空間データに対する統計収集は、ユーザー テーブルの単一列でのみサポートされています。ビューの地理空間データではサポートされていません。
- 統計は、結合インデックスまたはハッシュ インデックスの中の地理空間データを収集できません。
- 地理空間インデックスでは、INITIATE INDEX ANALYSISおよびRESTART INDEX ANALYSISはサポートされていません。
- 3D地理空間データでの統計が収集される場合、x座標とy座標のデータのみが統計の対象となります。z座標データは無視されます。3D地理空間データのSHOW STATISTICSコマンドの出力は、2D地理空間データの出力と変わりません。